カンタンに言うと宿泊代以外の売り上げ全般を指します
ホテルや旅館の売上って宿泊代だけではありませんよね?
例えばお部屋にあるミニバーのドリンクやスナック・館内のランドリーサービス・売店での物品販売・有料のビデオサービス・客室でのマッサージなどなど。
これらまとめて「ミスク売上」と呼ばれております。
このホテル業界で耳にする「ミスク売上」という言葉、一般の方はあまり聞き慣れない方も多いかもしれませんので今回解説してみますね。
【「ミスク売上」とは?】
英語の “misc.” または “miscellaneous” の略で、日本語では「雑多な」「寄せ集めの」「その他」といった意味で使われます。
ホテル業界では、客室利用料以外の売上、例えば冷蔵庫の飲料やアメニティの売上などを指すことがあります
これら客室料金以外で発生する売上は、宿泊代と合わせて「ルーム売上」と呼ばれることもあり、宿泊施設にとって非常に重要な収入源のひとつとなっております。
なぜなら宿泊代だけでは利益を出しにくい場合があるからです。
では今回は「ミスク売上」について改めて調べてみましょう!
「ミスク売上」詳細
宿泊代はホテル経営の柱ですが、価格競争が激しい昨今、客室単価だけで収益を伸ばすのはなかなか難しいのが現状。
そこで重要になるのがこの「ミスク売上」です。
大きな額には見えなくても、積み重なれば経営を支える大切な柱となります。
例えば、1人がチェックイン時に冷蔵庫のドリンクを1本購入するだけでも宿全体で見れば大きな数字になります。
また、「ミスク売上」はお客様の満足度にも直結します。
滞在中に「ちょっとビールを飲みたい」「服を洗濯したい」と思った時にスムーズにサービスが利用できれば、それは快適さにつながり、再訪のきっかけになるかもしれません。
つまり「ミスク売上」は単なるお金の話ではなく「お客様体験の質」を高める役割も担っているのです。
こうした取り組みはお客様にとって旅の楽しみを広げる一方で、宿にとっては安定した追加収益を生む仕組みになります。
つまり「ミスク売上」はホテル経営の「裏の主役」。
派手さはなくても宿の収益を支える頼もしい存在と言えます。
宿泊施設を利用する側にとっても便利で楽しいオプションを体験するきっかけになるのが、この「ミスク売上」なのです。
さいごに
現代では宿泊施設が提供するサービスは多様化しております。
例えば、ワーケーション向けの有料オフィススペース、ジム、地元食材を使った料理教室、地域の伝統工芸品作り体験など、宿泊施設のコンセプトに合わせたユニークなサービスを展開する動きも見られ、小さな有料プランを提供して工夫を凝らす施設も増えています。
ではもしも次回宿泊施設に泊まる際は、お部屋のミニバーやサービスにも少し注目してみてください。
もしかしたら、そのお宿ならではの「ミスク売上」の工夫が見つかるかも?
それはそのお宿がお客様のことをどれだけ考えているかを知るヒントになるかもしれませんね。
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