【知ってて得するホテルの業界用語】「オンハンド（On Hand）」って聞いた事あるけれど、結局はどんな意味？

オン（上）、ハンド（手） → 手持ち予約（成約）の事を指します

OTA（宿泊予約サイト）の営業の方やレベニューマネージメントについて調べていると「オンハンド」と言う言葉を耳にする事があったかと思います。

「来月のオンハンドはどれぐらい？」
「●月のオンハンド厳しいな…」

と言う風にホテルの現場で使ったりしますが、この宿泊業界に入ったばかりの方にとってはちょっとイマイチ意味が分からなかったりしますよね？
そう言う方の為に改めて調べてみましたので良かったら「オンハンド」チェックされてみてください！

オンハンドを調べてみた

ではオンハンドについてです。

【オンハンド（On Hand）とは？】
宿泊客の予約数を集計すること。あるいは現時点の成約数のことを指す用語。
つまりは「現在持っている予約」の事を意味します。

オン（上）、ハンド（手） → 「手の上にある物」って事で”手持ち予約”（成約）の事を意味します。

コレってなんとなく和製英語っぽいですね。
オンハンド、つまりは売上の（ほぼ）確定した予約の事を指します。
※オンブック（On The Book：略OTB）と呼ぶトコロもあります

なお宿泊部門だけでなく、ホテルの宴会部門やレストラン部門でも使われたりもします。

ですので沢山のホテルで使われているオンハンドとは、”先の予約”（仮予約）を意味するもので “本予約”に限定される訳ではありません。

ただし、それぞれのホテルによっては団体等の”先の予約”（仮予約）を「客室在庫から差し引く」「差し引かないで考える」かはそれぞれのホテル（または担当者）によってまちまちだったりします。

予約動向を知る上では、団体等の”先の予約”（仮予約）を差し引いて考える数値と差し引かずに考える数値の両方を把握する事が望ましいと言えるでしょう。

さいごに

結論から言うと、価格調整する際に団体等の”先の予約”（仮予約）はあまり当てにならないかな？

ちなみにここ数年では感染症や自然災害などもあったりするご時世ですので、お国や各エリアのブロック・県単位での救済施策が今後2022年もアレコレ行われたりする事でしょう。

それらを加味しつつ、あくまで一つの指標としてオンハンドと向き合ってみてください。

色々踏まえた上で…販促会議等で「オンハンド」使ってみてはいかがでしょうか？（笑）

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この記事を書いた人
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川嶋雄司

代表取締役：（株）旅月

1975年生、福井県高浜町出身。21歳の時九州〜福井を自転車旅行した際、大分県湯布院町が気に入りそのまま移住。現在は大分県国東市在住。大分県を中心に山形・茨城・大阪・佐賀県・熊本県など、全国各地の旅館やホテルのネット集客のコンサル・WEB集客のサポートを展開中。特にサイトコントローラー（手間いらず.NET・ねっぱん！＋＋・TL-リンカーン）に重きを置き、現在国内外の宿泊予約サイト・自社ブッキングエンジンを使い多角販売をサポート。以前旅館で勤めていた経験を活かして宿泊施設様のお悩みや痒い所にお応えし、旅館・ホテルの売り上げUPに繋げております。