割引をしていない、通常期の正規客室料金のことを指します
主にWEB担当者やフロント・電話予約を受けられている方でしたら日常的に使う言葉なのですが、それ以外の方はあまり耳にしない言葉なのかも知れませんね。
では今回は「ラックレート(rack rate)」について調べてみましょう!
【「ラックレート(rack rate)」とは?】
ホテルの客室料金の定価や室料、正規客室料金を指します。
割引などが効いていない金額で、パンフレットに記載されている料金や問い合わせで伝えられる料金になります。
パンフレットなどに記載されるそのホテルに泊まる公式価格といった意味合いが強いかも?
でもWEBを利用して予約をすれば、パンフレットに載っていないお得な料金で泊まれるケースもあったりもしますが。
ではその他も諸々、詳細で解説いたします!
ラックレート詳細
まず「ラック」は棚を意味しており、語源はホテルのパンフレットが棚に置いてあることに由来していると言われております。
ラックレートはホテルが設定する基本的な宿泊料金のことを指し、ホテルの公式ウェブサイトや予約サイト等に掲載している場合もあります。
なおホテルの空室状況や季節、曜日によって変動することはありますが、基本的には一定の料金で提供されております。
ちなみにラックレートはホテルの運営コストを賄い、利益を得るために設定されています。
ホテルの運営コストには、人件費、光熱費、備品代、修繕費など様々なものがあります。ラックレートは、これらのコストを賄うだけでなく、ホテルの利益を確保するための料金です。
ではホテルの宿泊料金はラックレートを基本として、販売促進の手段として割引料金やプロモーション料金を設定する場合もあります。
主な手段はコチラ!
1. 公式サイト会員割引
2. 早期予約割引
3. 連泊割引
4. プロモーション割引
5. 団体割引
WEB販売では主に1〜4ってトコロでしょうか?
なので旅行される方は、ホテルのラックレートを知っておくとキャンペーン時にどれぐらいお得なのかが分かります。
さいごに
宿の現場の方で年間通して販売価格を設定される方でしたら、ラックレートの意味ぐらいは知っておいた方が良いでしょうね。
なおOTA(オンライン・トラベル・エージェント)、つまり宿泊予約サイトは 公式サイト等で掲載されている宿泊施設のラックレートをクーポンやポイント・プロモーション等でいかにして崩せるかかカギとなっている訳です。
その意図を知った上で、無理にOTAで値下げせず公式サイトのラックレートを意識してご販売されてください!
【ホテルの業界用語の記事一覧はコチラ】
https://kawashimablog.com/yufuin/?cat=1458
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