結論:一休.comの予約受付を全て「事前決済のみ」にすれば、このような事は起きません
Yahoo!が一休を買収したのが、2015年。
まさかこのような事件が起きようとは…。
今回の事件を解説すると 一休.comは2018年の9月、これまでの一休ポイントとは別にTポイントと連携を開始し、Tポイントを利用した宿泊予約も可能となっておりました。
【一休.comとは?】
一休.comのモットーは“心に贅沢させよう”。
高級ホテル・高級旅館に特化した予約や、プレミアムなビジネスホテル予約、世界のラグジュアリーホテル・リゾートの予約、国内最大級厳選レストラン予約、ギフト券販売を通じて、「上質なサービス」を提供いたします。
【Tポイントとは?】
全国にあるTポイント提携先やインターネットの提携先で、貯める・使えることのできるポイントです。
それは以前、ボクのBlogでもご紹介しております。
一休.comがTポイントと提携開始!丨対象者はYahoo! IDでログイン中のユーザーのみ
https://kawashimablog.com/yufuin/?p=26001
ちなみに200円につき1ポイントが還元されます。
利用出来るサイトはコチラ
・一休.com、一休.comビジネス、一休.comキラリト、一休.comバケーションレンタル
・一休.comレストラン
(※一休.com スマートフォンアプリ、一休.com ギフト、一休.com スパ、 一休.com 海外は対象外です)
注意点
・景品表示法の観点より、Tポイントの場合は付与率の上限は20
→ 現地決済の場合最大19%、事前カード決済の場合最大20%
→ 20%を超えた分は、基本的に施設原資ポイント料率から削られ
しかも対象者は Yahoo! IDでログイン中のユーザーのみ(一休IDでログインしたユーザーは対象外)になります。
なおこの連携について、宿泊施設がなにかしなきゃいけない対応や変更点は特にありませんでした。
事件の詳細
では、その仕組を利用して不正を起こした問題のニュースはコチラ。
ホテルの無断キャンセルを繰り返したとして、51歳の女とその息子が逮捕されたと言うモノになります。
宿泊無断キャンセルでポイントを不正に得たか 親子を逮捕 京都
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200122/k10012254461000.html
宿泊予約サイト(一休.com)で得られる特典の「Tポイント」に目をつけて、全国のホテルなどで無断キャンセルを2200回以上行い、Tポイントを不正に得ていたと言う事です。
コレはコレで 一休.comで予約していた人がノーショーを起こしていたのにも関わらず、宿泊施設側でちゃんとノーショー処理をしていれば、事件が拡大しなかった犯罪とも言えます。
そしてもう一つ問題があるとすれば、支払いが「現地決済」だったと言う事です。
事前決済のみにしていれば、当日無断キャンセルを起こしても100%取られる場合があるので、今回の事件は起きなかったと思います。
さいごに
結論として。
今後の対策で一番有効なのは、一休.comだけ「事前決済のみ」にして、キャンセルポリシーをしっかり設定すれば良いでしょう。
そうすれば今回のような不正予約は絶対あり得ません。
無断キャンセルがあっても事前に決済されていますので、必ず入金が確定されております。
しかしコレって、じゃら●netや楽●トラベルでも有り得る事ですが…
今回のようなこの行為は「私電磁的記録不正作出・同供用と偽計業務妨害」と言う犯罪になります。
それにこうやって貯めたポイントの裏には、誰かが泣いている事を。
代わりに泊まりたかった誰かが居たかも知れない事を忘れてはいけません。
ノーショーが少しでも減る事を。
そしてそれを防ぐ手立てが多少なりともある事を、知って頂けたらと思います。
<YouTubeでも解説させて頂きました>
一休.comで無断キャンセルしてTポイントを200万円分貯めた事件を解説します
https://www.youtube.com/watch?v=BpI7ektuimc&feature=youtu.be
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