RevPAR(レヴパー)は、一日あたりの販売可能客室数あたり客室売上を言います
前回の続きです!
https://kawashimablog.com/yufuin/?p=21860
昨日はADR(エー・ディー・アール)について書きました。
おさらいすると、つまりは平均客室単価の事を意味します。
例えば、全客室の売上が100万円で利用された客室数が10室であれば、ADR(平均客室単価)は10万円になります。
それに付いてくる言葉として、客室稼働率はOCC(Occupancy Ratio)と言われます。
OCC = 販売できた客室数 ÷ 客室総数 で計算されます。
10室販売していて8室売れれば、稼働率(OCC)は80%ですね。
この2つ。
ADRとOCCが出てきたら、今度はRevPAR(レヴパー)と言う指標を知っておくと良いでしょう!
この計算はホテル関係の…特にレベニューのセミナーとかでは、よく使われるのではないかな?
【RevPAR(Revenue Per Available Room)とは?】
一日あたりの販売可能客室数あたり客室売上を言います。
販売可能客室1室あたりの売上を表す値であり、客室売上を販売可能客室数で除した値で、OCC(客室稼働率)をADR(平均客室単価)で乗じた値と等しくなる。
正式にはRevenue Per Available Rooms (レベニュー パー アベイラブル ルームズ)と言います。
…
……
ちょっとそこのアナタ!
昨日からローマ字の略語ばかり記事で使っておりますが…メンドイからって離脱しないでくださいね(笑)
ボクもそんなに使い慣れておらず、どっちかと言うとレベニューは略語含めて苦手な分野ですので、今回一緒に勉強して行きましょう。
RevPARの計算方法
RevPARをカンタンに説明すると、利用がなかった(売れなかった)客室の損失分も含めた、ホテル・旅館が所有する全客室1室あたりの売上高が分かる値になります。
例えば10室の宿の場合、2/9の宿泊が9室売れて1室余っても、売れなかった1室を含んだ10室で計算していきます。
ちなみに、OCC(客室稼働率)をADR(平均客室単価)で掛けた数値がRevPARです。
OCC x ADR = RevPAR
OCC(客室稼働率)が75%でADR(平均客室単価)が2万円であれば、RevPARは1万5千円となります。
この数値を把握していれば、宿泊部門の収益性を示す指標として他のホテルとの比較も容易となる指標になるでしょう!
コレでホテル・旅館のセミナーでADRやOCCやRevPARって使われても、もう大丈夫ですよね?…多分(笑)
さいごに
ボクは旅館に就職をした時に、まず「ホテルの業界用語」と言うモノには かなりとまどいました。
それにかなりホテル歴の長い方とお話すると、結構業界用語を使われるんですよね。。
Blog記事内では 出来るだけ分かりやすくしたいと心掛けておりますが、たまにはこうやって業界用語を解体して分かりやすく説明を入れてご紹介したいな〜っなんて思ったりしました。
知ってて損はありませんしね。
では過去記事ですが、未だに人気のコチラの記事も合わせてご覧ください!
↓ ↓ ↓
「【特殊なホテルの業界用語】難しいホテル用語は、お客様にほとんど伝わっていないと思った方が良い。」
https://kawashimablog.com/yufuin/?p=7520
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