ホテル業界の隠語「おばけ」は”予約のないお客様”を指す言葉になります
※また逆の意味で使われる場合もあり
旅行や出張でホテルを利用する機会、多いですよね。
スムーズなチェックインは旅の始まりを気持ちよくしてくれるもの。でも、もしもフロントで「お客様のご予約が見つかりません」と言われたら…?
実はホテル業界には、そんな時に使われるちょっと不思議な隠語があるんです。その名も「おばけ」。

今回はホテル業界で働く人たちが使う「おばけ」という言葉の意味と、その背景にある意外な真実について、分かりやすくご紹介します!
【ホテル業界の「おばけ」とは?】
実際には予約をしていないのに「予約した」と主張するお客様のことを指します。
「え、そんな人いるの?」と思うかもしれませんが、これが意外と現場ではよくあることなんです。
ホテルスタッフはお客様が予約したはずだと信じているので、何とかして予約記録を探そうとしますが結局は見つからない…そんな時に「おばけのお客様」と表現されるわけです。
※なおホテルスタッフはお客様を差別的な表現として「おばけ」と呼んでいるわけではありません。むしろお客様の困った状況を早く解決したいという気持ちで、内部での情報共有に使っている言葉になりますのでご理解ください。
「おばけ」が生まれる背景にはこんな理由が
なぜ「おばけ」のような事態が起きてしまうのでしょうか?その背景には、いくつかのパターンが考えられます。
ホテルの名前を勘違いしている これが最も多いケースです。たとえば、同じような名前のホテルや、近くにある別のホテルと間違えてしまっているパターンです。特にチェーンホテルや、似たような外観のホテルが多いエリアでは起こりがちです。
大分県でも「山水館」と言う名前のホテルが別府と湯布院でありますので、結構間違えるお客様も多そうです。予約を間違える・完全に忘れている 旅行の予約をしたけれど、直前にキャンセルしたことや、そもそも予約手続きを最後まで完了していなかった、というケースもあります。自分で予約したと思い込んでしまい、ホテルに直接来てしまうわけです。
ボクは旅館の現場にいた時に、予約を一週間間違えて繰上げで宿泊に来られた台湾のお客様がいらしてしまい、慌てて対応した事があります。予約サイトの不具合やトラブル まれなケースですが利用した予約サイトのシステムに何らかの不具合があり、予約情報がホテルに正確に連携されていない可能性もゼロではありません。
それを防ぐ意味でもサイトコントローラーと各OTAでパスワード切れが起きないよう日々注意する必要があります。
さいごに
もし、皆さんが宿泊施設の現場でこのような状況に遭遇した際は、焦らず落ち着いて対処・対応することで、きっとお客様もご理解して解決できるのではないかと思います。
予約された方もスムーズなチェックインのためにも、予約情報は事前にしっかり確認しておき、楽しい旅の思い出を作っていただきたいトコロですね。
なお旅館では逆に、予約したのに現れないお客様のことを「おばけ」と表す場合もあります。
では参考になれば幸いです。
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