あらゆる側面から今後考えられそうな事を予想してみました
2025年、日本の宿泊施設では現在進行中の問題がさらに深刻化し、新たな課題も表面化すると予想されます。
その中でも、最たるものは「2025年問題」でしょうか?
【日本の「2025年問題」とは?】
団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、医療や介護ニーズが増大する一方で、労働人口が急減する問題を指します。
団塊の世代が労働市場から引退することで、労働力人口が大幅に減少。さらには少子高齢化が進み、宿泊業界で働きたい若年層も間違いなく減少する事でしょう。
それらを踏まえて早めに対策しないといけませんね。
では改めて、2025年に日本の宿泊施設で予想される課題について 現在や未来の傾向から考えられる点をある程度分析・予測してみましょう。
1、人材確保の更なる困難化
日本全体として労働人口減少・少子高齢化の進行により、宿泊施設でも人手不足が一層深刻化する可能性があります。
その影響でサービスの質の低下や労働環境が悪化する事も考えられそうです。
特にホテル業界での従業員の確保が難しくなる中で、宿泊業界特有の長時間労働や深夜勤務等の解決策も急務だと言えます。
同時に効率的な人材管理や、AIやロボットを利用した業務の自動化が進められる必要があるかも?
ジョイフルお前もか…🤖 pic.twitter.com/up926ntVbt
— 川嶋 雄司🏨ホテル・旅館等のWEB販売・サイトコントローラーの管理にお困りの方へ (@maidokawashima) December 28, 2024
ファミレスのジョイフルもいつの間にか猫型配膳ロボットが導入されてましたね。
なおASKULでお値段を調べたらビックリでした(苦笑)
あと今後は外国人労働者への依存度が更に高まり、多言語対応や文化的な研修の必要性が増す事が予想されます。
2、デジタル化対応の二極化
大手ホテルチェーンやスマートホテルなどは最新技術・デジタルテクノロジー、AIによるカスタマーサービス・チャットボット等を駆使して業務効率化を図る施設と、昔ながらの従来型のサービスを維持する施設との格差が広がる可能性があります。
そこで今注目なのが、従来のフロントにロボット・映像技術は導入せず、 “最短10秒でチェックインを完了する” をコンセプトにした新たなブランド「変なホテルエクスプレス」でしょうか?
でもこれら一式設置となると導入コストが高そうですね…。
特に地方の小規模旅館ではデジタル投資の資金確保が難しく、競争力低下のリスクが高まり 宿泊施設は人材育成や外部委託などの対応が迫られるかも?
更に今後は効率化と人間らしいサービスのバランスを保つ戦略が必要になってくるのかと思われます。
なおデジタル化の進展に伴い、宿泊客の個人情報の管理やサイバーセキュリティ対策も大きな課題となり、顧客データの漏洩を防ぐための高度なセキュリティ対策も必要となるでしょう。
3、環境配慮(サステナビリティ)、持続可能性の追求、エネルギーコストの問題
OTA側では既に始まっておりますが、引き続き環境保護の観点から宿泊施設でもエコフレンドリーな取り組みが注目されるでしょう。
やむなく宿泊施設は再生可能エネルギーの利用・プラスチック削減・エネルギー効率の向上など、持続可能性に配慮した運営が求められる事になるかも?
しかしながら環境配慮型の設備投資は導入コストの負担が課題です。
さらには世界的なエネルギー価格の変動により、光熱費の高騰・予測が困難になりつつあります。
さいごに
以上、多角的に未来予測をしてみました。
兎にも角にも人材確保は急務でしょう。
では次回も2025年、日本の宿泊施設で起きるだろう課題と問題点についてピックアップしてみたいと思います!
【川嶋雄司の独り言 関連の記事一覧はコチラ】
https://kawashimablog.com/?cat=53
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