Googleから始まっていた旅の検索プロセスがTikTokへ
旅行の発見から予約まで、SNSの影響力がますます強まっています。
調査会社フォーカスライトによると、旅行者の約3分の2がSNSで見たコンテンツをきっかけに旅行を決定しているそうです。

この流れを受け、世界最大級の宿泊予約サービス、Booking.comがTikTokと連携し、アプリ内でホテル予約ができる新しいサービスをテスト開始しました!
【Booking.comとは?】
世界最大級のオンライン旅行予約サイトです。
主なサービスは、世界中の様々なホテル・旅館、アパート、B&B、バケーションレンタルといった多岐にわたる宿泊施設の予約をオンラインで提供することです。
利用者はウェブサイトや専用アプリを使って、自分の希望する条件(場所、日程、料金、設備など)に合った宿泊施設を簡単に検索・比較できます。
【TikTok(ティックトック)とは?】
短い動画を作成・共有できるソーシャルメディアプラットフォームです。
これは「ダイナミックパッケージ」という仕組みで、ユーザーはTikTokで流れてくるホテルの動画や観光スポットの映像を見た後、アプリ内のブラウザからそのまま宿泊施設の詳細(価格や空室状況など)を確認し、予約まで完了できるようになります。
予約の確認もTikTokのメッセージボックスに届くという、まさに「インスピレーションと予約が隣り合わせ」のサービスになります。
では今回の詳細をチェックしましょう!
詳細
旅行者は動画を見た後、そのままアプリ内ブラウザでホテルの価格や空室状況、レビューを確認し、予約まで完了できます。
予約情報はメッセージボックスに届く仕組みで、現在は米国ユーザーの一部で運用されています。
さらに、クリエイターがホテルや体験にリンクを貼って報酬を得られる「TikTok Go」も展開し、SNSと旅行ビジネスの融合が加速しています。
業界全体でもSNSを活用した動きは広がっており、エクスペディアはInstagram Reelsから旅程を生成AIで作成する「Trip Planner」、TourRadarはアプリ内で旅行動画から予約できる「Moments」を導入。
今や旅行の出発点はGoogle検索だけでなく、TikTokのようなSNSにシフトしているのです。
専門家は「ホテルにとってはより多くの注目を集めるチャンス」としつつ、単に部屋を売るだけでなく“ストーリー”を発信することの重要性を指摘。質の高い動画や魅力的なオファーを打ち出すことで、TikTok経由で大きな売上増につなげたホテルの事例も出ています。
SNSとAI、そして予約システムの融合によって、旅行は「インスピレーションから予約まで」が一気通貫で完結する時代に。ホテルや旅館にとっては、今こそSNS時代に合った情報発信と差別化が求められています。
さいごに
これは現在、米国内の一部のユーザーを対象にテスト中で、今回のこの動きは旅行業界に大きな影響を与えそうですが、SNSが旅行の全てを解決するわけではないという声もあります。
ある専門家は「ホテルの予約は、旅行のほんの一部に過ぎない」と話し、旅の雰囲気を伝える動画の魅力とホテル単体での予約は別だと考えている方もいます。
これからの時代、ホテル側も単に部屋を売るだけでなく「ストーリーを売る」ことがより重要になってくるかも?
SNSを巧みに活用し、自社の魅力を伝えるホテルが今後さらに注目を集めていくようにしたいですね。
【Booking.com関連の記事一覧はコチラ】
https://kawashimablog.com/?cat=33
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※もちろんSNSのDM等でも結構です。
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