単に宿泊予約サイトの運営だけにとどまらず、今後は宿泊関連のシステムにもその存在感を幅広く表していくか?
2015年、OYOに投資した二の舞にならなければ良いですが…。
韓国の宿泊・旅行予約アプリ「Yanolja(ヤノルジャ)」(https://www.yanolja.com/)が、世界最大のベンチャー投資ファンドであるソフトバンク・ビジョン・ファンドから8億7000万ドル(約960億円)の投資を誘致したと英フィナンシャルタイムズが報じました。
【ソフトバンク・ビジョン・ファンドとは?】
ソフトバンクがサウジアラビア政府系ファンドと共同で設立した投資基金。
韓国のお金で言うと約1兆ウォンぐらいかな?
現在両社が詰めの段階で協議を進めており、今月中に契約を締結するだろうと英フィナンシャルタイムズが伝えております。
「Yanolja(ヤノルジャ)」は今回調達した資金でホテル予約、公共交通機関、レジャー、レストラン予約までをカバーする「スーパーアプリ」のほか、旅行に先端技術を取り入れるテクノロジー企業として生まれ変わりたい構えのようです。
では改めて 今注目の「Yanolja(ヤノルジャ)」についてチェックしてみましょう!
「Yanolja(ヤノルジャ)」概要
「Yanolja(ヤノルジャ)」は韓国のレジャーホテルの概念を一新したことでよく知られております。
元ホテル従業員のイ・スジン氏によって設立された「Yanolja(ヤノルジャ)」は、ラブホテルの広告プラットフォームとしてスタートした後、アプリやWebサイトを通じた宿泊予約サービスになりました。
現在、「Yanolja(ヤノルジャ)」が運営する宿泊予約サービスには ホテルやペンション、ゲストハウス、五つ星の高級ホテルなど、様々な宿泊施設が掲載されております。
「Yanolja(ヤノルジャ)」は 単に宿泊予約サイトを運営のみにとどまらず、韓国では国内最大級のフランチャイズホテルを運営しているのも特徴。
現在、7つのブランドで国内だけで200以上のホテルチェーンを運営しております。
さいごに
なお昨年、宿泊・レジャー施設の予約だけでなく、全世界170カ国に2万6000カ所の顧客を持つクラウドベースの客室予約管理システム分野の成長で 売上高1920億ウォン(約185億円)、営業利益161億ウォンを上げました。
「Yanolja(ヤノルジャ)」は2019年、客室予約管理システム分野でシェア2位のインド企業「イージーテクノシス」を買収し、宿泊予約アプリだけでなく ITサービス企業として収益構造を多角化してますね。
ちなみに日本では、インバウンド最盛期の2018年に民泊予約サイト「Vacation Stay」を展開する楽天LIFULL STAYがYanoljaと提携を行っております。
日本の大手企業も注目の「Yanolja(ヤノルジャ)」、今後アフターコロナにおいて 日本国内でもその存在感を表す時が来るのか否か?
冒頭にも少し述べましたが OYOの二の舞にならないよう、今度は慎重に日本国内でも展開するかも知れませんね。
【関連の記事一覧はコチラ】
ソフトバンクが、低価格ホテル向け予約ウェブサイトを手掛けるオヨ・ルームズ(OYO Rooms)に出資
https://kawashimablog.com/?p=6877
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