実はサイトコントローラーやブッキングエンジンと一体型のもあったりします
前回の続きです。
ホテルに無くてはならないPMS(ホテルシステム)とは何か? Part.1
https://kawashimablog.com/yufuin/?p=33978
では今回もPMS。
いわゆる「ホテルシステム」について調べてみたいと思います。
【PMSとは?】
Property Management Systemの略で、直訳すると「所有しているものを運用する仕組み」を意味します。
主にはホテルや旅館などの宿泊施設の管理システムのことで、一般的には宿泊部門の管理システムを指します。
宿泊予約や販売価格、残室数、料金清算といった客室に関する情報を一元管理できる仕組みが主な特徴です。
おさらいですが、PMSの具体的な機能はと言うと…
- 予約の管理・精算
- 客室の管理
- 顧客情報の管理
- 宿泊などのデータ分析
こんな感じでしょうか?
今やこれらがほぼオートメーションで出来る訳です。
コレを手書きでやっていた大変な時代もありましたから、ホント便利な世の中になりました。
では前回に続き、PMSとはなんぞや?と言うトコロまで掘り下げてチェックしてみましょう!
PMSの1WAY・2WAYとは?
まず、PMS選びで”1WAY・2WAY”ってよく見かけると思いますので解説します。
【1WAYとは】
予約が入るとサイトコントローラーからホテルシステムへ予約情報が送られ表示されますが、逆にホテルシステムで入力した電話予約などはサイトコントローラーへ反映されません。
そのため在庫調整はサイトコントローラーで行うカタチになります。
【2WAYとは】
ホテルシステムで入力した予約数に応じでサイトコントローラーでの販売数を自動的に減らします。
スタッフの在庫減らし作業忘れが原因でのオーバーブッキングのリスクは下がります。
ちなみに1WAYでも2WAYでも。
PMSの特性を把握して運営すれば、どちらでも問題ないかとは思います。
CTIについて
CTIって聞いた事ありますでしょうか?
PMSを導入していたら、是非使っておきたい機能になりますね。
【CTIとは?】
Computer Telephony Integrationの頭文字をとったもので、その名の通りコンピューターと電話やFAXを統合した技術、またはその技術を使ったシステムのことをいいます。
ざっくり言うとお客様から電話があった場合、CTI連動機能があれば 電話がかかって来るとパソコンの画面に顧客情報・予約情報が表示されスムーズに電話対応が行えると言うモノになります。
どこの誰で、何回宿泊履歴があるのかを瞬時で知れるのは有り難い機能ですよね?
ただし導入費用はちょっと高価かも?(苦笑)
さいごに
まだまだ書ききれない事がたくさんあるのですが、今回は一旦これにて終了です。
PMSはさまざまなメーカーから発売されていて、基本的な仕組みや細かな機能、導入や運用に必要なコストは種類によって異なります。
まずは自分たちの施設でどのような機能が必要なのか、分析を行う場合にはどこまでの範囲で行うのか、レポートの出力形態なども考慮が必要です。
ちなみに余談ですが、Beds24やエアホストはサイトコントローラー機能もPMS機能も公式サイトのブッキングエンジンもリモートロック連携も、オールインワンで兼ね備えているツールも昨今出て来ました。
なので「サイトコントローラー」&「PMS」&「ブッキングエンジン」&「リモートロック」等、それぞれと契約していたらランニングコストがかさんでおりましたが、Beds24やエアホストのようなツールがある事も頭に入れておくと良いでしょう。
ではまた気が向いたら、PMSに付いてBlogを書きたいと思います!
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