中核事業のBooking.comの社名を全面に打ち出す社名変更でした
2018年2月22日に発表がありましたが、世界2大OTAのひとつ、プライスライン・グループが 社名を「ブッキング・ホールディングス(Booking Holdings Inc.)」に変更しました。
ブッキング・ホールディングスは元々、米国で展開するpriceline.com(プライスライン・ドットコム)ブランドで設立された企業になります。
【ブッキング・ホールディングスとは?】
世界各地で旅行に関連するオンラインサービスを提供する6つの企業を統括する株式会社。
世界最大の売上高を持つオンライン旅行会社(Online Travel Agency, OTA)であり、特に宿泊予約の分野で世界最大の販売数を有する。
その後プライスライン・グループより改称したブッキング・ホールディングス(https://www.bookingholdings.com/)は、Booking.com、priceline.com、KAYAK、agoda.com、Rentalcars.com、OpenTableと、約20年間で有力な企業を買収しながら6ブランドに拡大して来ました。
今回の社名変更は、その中でも中核事業となっているBooking.com(https://www.booking.com)の社名を全面に出したモノになったと言えるでしょう。
社名変更にあたりコメントを発表
ブッキング・ホールディングスのCEOであるグレン・フォーゲル氏は、今回の社名変更にあたり次のコメントを発表しております。
「当社の中核ブランドに成長したBooking.com(ブッキング・ドットコム)は、一日平均150万室以上、100万件以上の予約数を誇り、ブッキング・ホールディングスの総予約件数と営業利益の大半を稼ぎ出しています。
今回、当社の歴史の大きな一幕として会社名の変更に至ったのは、グループの社名を当社の最大のブランドに合わせると同時に、お客様の素晴らしい旅をお手伝いするという各ブランドに共通した使命を反映するだけでなく、現在の世界的な事業活動をよりよく反映させたグループの名称を冠することが目的です。」との事。
なお売上構成は、オランダ拠点の子会社が全体の約75%、米国拠点の子会社が約13%、その他が約12%となっています(2017年)。
Expediaグループが売上の過半数を米国内需要に拠るのとは対照的に、ブッキング・ホールディングスのビジネスの多くは 米国外の需要に基づいています(2017年では約89%が米国外)
さいごに
ブッキング・ホールディングスで、全然カラーの違う宿泊予約サイト、Booking.com(オランダ)とagoda(タイ)があるのが面白いトコロですね。
では今後、ブッキング・ホールディングスはExpediaにどう対抗するのか?
この世界2大OTAの動きから、今後も目が離せません!!
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