ホテルへの連絡、時差、ゲストと宿泊施設の言語の壁など、Booking.comは全てテクノロジーで解決して行きます。
ココ最近、ボクはBooking.comのテクノロジーの使い方がうまいトコロに注目してます。
なぜなら今まで世に出なかったサービスを 新しいテクノロジーをうまく利用して、今後どんどん展開しようとしているからです!
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先月発表があり 日本でのサービス提供はまだですが、Booking.comは7月19日に「Booking Experience(ブッキング・エクスペリエンス)」のテスト運用を開始したことを発表しました。
コレはどう言ったモノかと言うと、Booking Experienceはスマホからカンタンに旅先の様々な観光スポットやアクティビティー、オプショナルツアーを検索および予約出来る機能ですね。
モバイル端末に特化した機能で各ユーザー向けにカスタマイズされた情報を提供。リアルタイムで現地のアクティビティーを予約することが可能になります。
「Booking Experience」の凄いトコロとは?
例えば今まで旅行先では「宿泊はBooking.com」「観光情報はYahoo!やGoogle検索」「レストランは食べログ」などと、それぞれを使い分けていました。
しかしBooking Experienceが出現すれば、他サイトやアプリに誘導されることなく、全ての旅行のプロセスがBooking.comのアプリ内で完結されそうです。
ユーザーがBooking Experience対象都市で宿泊予約をすると、アプリ内にQRコードが発行。
そのQRコード1つで、Booking.comに登録されている市内の観光スポットやアクティビティーを即時予約することが出来る様になります。
※このサービスはAndroidおよびiOSアプリからアムステルダム市内限定で利用可能。7月末にはパリ、ロンドン、およびドバイ、今秋にはニューヨークでのテスト運用開始予定。
新機能「Booking Message」では宿泊施設とゲストのダイレクト・コミュニケーションを実現
続いてブッキング・ドットコム・ジャパンは5月9日、宿泊施設とチャット形式で連絡しあえる新機能「Booking Message」を発表!
これにより、Booking.comのウェブサイトおよびiOS/Android用アプリで利用できるメッセージング機能で、宿泊施設とゲスト間で直接やり取りが可能になります。
しかも送受信したメッセージを自動翻訳する機能が特徴で、国内のみならず海外の宿泊施設に対してもリクエストを送ることがで出来ます。
今後は「チェックイン/チェックアウト時間の連絡」「駐車場の手配」「希望のベッドタイプ」などの定型文を翻訳して送信することも可能ですね。
※翻訳は日本語を含む42ヵ国語に対応。
まとめ
既に全ユーザーに提供を開始している「Booking Message」は、パートナー施設への提供は段階的に行う予定のようです。
これは、かねてよりBooking.comが提供している宿泊施設向けモバイルアプリ「Pulse」との統合を予定している為ですね。
この統合により、当日チェックイン/チェックアウトするゲストの一覧や新規予約などのリアルタイム通知に加え、「Booking Message」経由で入るゲストからのリクエスト対応が「Pulse」のアプリひとつで可能に!
やっぱりBooking.comは一歩先に行ってます。
この統合が実現すれば、ユーザーは現在Pulseアプリを利用する15万軒もの宿泊施設に対して、チャット感覚でリクエストを送れるようになります。
もうどんな事も取り敢えずやっちゃう姿勢が素晴らしいな〜。
ボクはサイトコントローラー(チャネルマネージャー)を使った複数サイトでの販売を推奨してますが、もうBooking.com一つのアプリ・一つのサイトで旅行の色々が完結してしまうかも知れません。
でもそうなるとサイトコントローラーを使う意味が無くなりますね。Booking.comもソコがミソなのでしょう。
他のOTAの追従も今後が楽しみです。
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