全世界67ヶ国で展開!既に日本国内でも3000件以上の登録施設があります。
中国では日々独自のサービスが生まれていますが、民泊の世界はどうなんだろうか?
…っと言う事で最近の中国人ニーズに合った宿泊仲介サービスを調べていたトコロ、「途家網」と言うサービスがヒットしました!
【途家網とは?】
途家は2011年設立。中国北京に本拠を置く中国人向けバケーションレンタル(民泊)サイトです。
宿泊者数を確保するために政府機関や不動産企業、旅行サイト、空港運営会社等と連携しながら民泊とホテルの両方に力を入れており、特にハイシーズン時のサービス品質確保に注力しています。
現在は店頭予約のほか、携帯アプリ、SNS、電話やオンラインサイトからの利用も可能となっており、既にアプリダウンロード数は1億件を超えるなど、広く普及しています。
24時間(年中無休)のカスタマーサービスや部屋の執事サービスも充実しています。
自在客や住百家など他の中国勢の民泊サイトとの違いとしては、途家は特に中国国内の物件に強い点が挙げられます。
途家はまずウェブサイトに掲載した1万の物件を自社管理することで、事業の体制を整えました。
なぜなら中国でユーザー同士の信頼関係を構築するのは極めて難しいからです。
中国人が知らない人の家のベッドで快適に眠ってもらう為、信頼を獲得する為に しばらくは自社管理を続けていたんでしょうね。
なのでAirbnbのように、自社で管理していない物件を仲介し始めたのは少し後になってからのようです。
創業者は元エクスペディア社員の中国女性
実は多くの中国企業がAirbnbの民泊を模倣して中国版民泊サービス(いわゆるパクリ版)を展開してきましたが、ことごとく失敗をしました。
創業者でCTOのメリッサ・ヤンは、中国人の旅行での消費行動について熟知していた事が、他の民泊サイトと差をつけたのかもしれませんね。
・中国人は3世代で旅行することが多い。
・時には友達の家族まで伴う。
・標準的なホテルは、そのような大人数にとって高すぎる。
・旅行中、家庭的な中国料理が食べたくなる
・中国の経済減速により、中国では5,000万室の空き室がある。
などなどアメリカ人とはまた違った消費行動を取るので、Airbnbのサービスではシックリこなかったのでしょう。(検閲もありますが)
なお、2016年3月にはシンガポールに本拠を構える民泊サイト大手のRoomorama(ルーモラマ)との戦略的提携を発表するなど、今ではRoomoramaの物件の掲載も始めています。
いやはや今後どうなるのか…民泊の波は、まだまだこれからですね!
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