思い切ってリアルエージェントの契約解除に踏み切ってみたい方へ
こんにちは、旅館のWEB集客のサポートをしている川嶋(@maidokawashima)です。
あ、すみません…まず最初に言っておきますが、リアルエージェントの「リアル」は「実店舗」って事です(笑)
タイトルが紛らわしくてすみません。。。
【リアルエージェントとは?】
店舗を持つ旅行会社の事を言います。
日本の旅行業大手5社といえば、JTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行、阪急交通社、H.I.S.などがあります。
でも実際の販売に関しては「リアルではない」気がします。だって料金や在庫も本当にリアルなのか?
今更ながら、上期(4月~9月)・下期(10月~3月)で、早々に在庫と料金を決めないと行けない販売って この時代にそぐわないような…融通がきかないイメージがボクにはあります。
宿泊施設のあるエリアでお祭り事やイベントなどがあれば、そういう日の稼働はもちろん上がります。それに、売れない日はちょっと料金をイジりたいっていうのもあるでしょう。
でもリアルエージェントは一度決めたら変えられません。
であるのなら、ネット販売の方がほぼリアルタイムに在庫と料金を更新・コントロール出来るので便利かも知れませんね。
それにネックなのは「ブロック在庫」と「手数料」です。
リアルエージェントからブロックされた在庫(客室)は、宿に幾らお客様から宿泊のお問い合わせがあっても受け付ける事が出来ないんです。
でも、売れ残ったら2週間前に「返室」と言って返されます。そこからは自力で返された部屋を売らないといけない訳なのですが、もう直前の事なので客室数が多い宿泊施設では安売りに走ってしまうトコロも多いです。
それに手数料はネットエージェント(じゃらんnetや楽天トラベルなど)と比べても少し高めです。料金も安く交渉されたりもしばしばあるとか。
では、リアルエージェントのメリットとは?
色々書きましたが、リアルエージェントはグループ旅行や海外旅行の分野には圧倒的な優位性を持っています。
もちろん個人旅行でもリアルエージェントは予約が出来ますが、成り立ちから考えても『グループのリアル、個人のネット』と言っても過言ではない状況はまだ続いています。
それに足回り品(レンタカーや航空チケット)なども一緒に撮れますからね。
でもこれだけスマホで色々調べられたり予約出来る時代になった今、【旅行代理店まで出向いて宿泊先を考える】時代ではなくなって来たように思えます。
まとめ
リアルエージェントの一番のデメリットとしてボクなりに考えた結果、料金表が分かりづらかったり 旅先の宿泊施設の選択肢の幅が少ない事が言えるんじゃないかな?
あの料金表は、今の若い子を意識した目線で作られた商品じゃないですよ。
それだけネットが普及したり持っているデバイスも変化して、ココ数年で「旅行」に対する選択肢の幅が広がったって事です。
宿もリアルエージェントの販売やパンフレット掲載がウリではなくなり、ソレはがんじがらめのデメリットでしか無くなりつつあります。
なのでリアルエージェントとのお付き合いのカタチも、今では最大限・宿泊施設側が譲歩して「部屋のブロックではなく、発生ベース手配でお付き
それをしても、電話とFAXでのやり取りも手間ではありますし。
先代からの流れがあるから…っと言ってしがらみを気にして、無理してリアルエージェントとお付き合いしたり、売り上げが下げるような非効率と感じるような事は、今後辞められると良いかも知れません。
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