宿泊予約サイトの世界はめまぐるしい
4/1、新しい始まりの予感がします。
ここで一度おさらいしましょう。今が宿泊業界にとって変革の時なのかも知れませんよ。
思えばココ数十年で、WEBの宿泊予約の世界は劇的に変わりました。
正確に言うと変わらざるを得ないとも言えるでしょう。
まず、一昔前の国内のWEB予約は ほぼほぼ「じゃらんnet」と「楽天トラベル」の2強。
数年前までは海外OTAの付け入るスキは 日本国内にほぼありませんでした。
でも最近では海外サイトのBooking.comやExpedia、agodaなどのOTA(宿泊予約サイト)の勢いが凄いですよね。
これはボクが思うに、スマホの存在が大きいと思うんです。
アプリはより身近に、生活の一部になっていますからね。
特に若い方は じゃらんnetも楽天トラベルも使わず、海外OTAのスマホアプリの方が見やすく使いやすいので、日常から使っている人も多いんじゃないでしょうか?
そしてAirbnbのような民泊サイトも増えて来た影響で、OTAや民泊サイトとの垣根がドンドン無くなり、更には当日の突発的な需要しか無かったレジャーホテル(ラブホテル)もWEB宿泊業界に参入する流れです。
それにAI(人工知能)を使ったレベニューや、クチコミ返信などもこれから活躍するコトは間違いないでしょう。
サイトコントローラー(チャネルマネージャー)は、今後民泊寄りになる
一昔前までは パソコンにサイトコントローラー用のソフトをインストールして、それが巡回して30分に一回とかの頻度で在庫や料金の更新をかけていたのですが、今では「TL-リンカーン」「手間いらず.NET」「ねっぱん!」、そして「らく通」が主になって来ました。
この4社が国内の主なサイトコントローラーかな?いわゆるASP(アプリケーションサービスプロバイダ)タイプのモノです。
ASPは、いわゆるインターネットがあればコントロール出来る環境下のコトを指します。
これにより、更新速度はほぼほぼリアルタイム〜15分ぐらいかな?
更には今後は民泊の動向も活発になり、民泊用のサイトコントローラー(海外ではチャネルマネージャーとも言う)ありきで、OTA(宿泊予約サイト)を徐々に侵食して行く流れになるでしょう。
民泊サイトとの連携に関しては、国内サイトコントローラーの中では現状 手間いらず.NETが一歩先を行っているように思います。
ちなみに海外で宿業を始めつつWEB予約を受け付ける際には、もうチャネルマネージャー導入が前提ですね。
これから更に劇的な変化が起こると予想する
これから三年もしないウチに、国内の宿泊業界でも劇的変化を起こすコトは間違いないでしょう。
ココ数年でも、「ぐるなびトラベル」「マル得ホテル予約」「Tonight」、そして「Amazon Destinations」など、販売終了したサイトが幾つかあります。
そして国内ではYahoo!が一休.comを、KDDIはReluxを買収。
海外OTAも大手はM&Aを繰り返しており、その存在感を増しております。
【M&Aとは?】
『Mergers(合併)and Acquisitions(買収)』の略です。
M&Aの意味は、企業の合併買収のことで、2つ以上の会社が一つになったり(合併)、ある会社が他の会社を買ったりすること(買収)です。
ボクはM&A容認派です。
会社が常に安泰な時代では無いですよね。
この状況下で「変わらない」と言う選択肢なんてありません。
ホームページ、サイトコントローラー、ホテルシステム(PMS)などなど。
これからは今までの常識を疑って良いかも?
現にPMSがそうです。
4/1〜ねっぱん!の「イージー会計」は、PMS業界でも脅威的な存在となるコトでしょう。
今の常識は、翌日にはもう既に過去のモノです。
化石のように古いモノに固執するのでは無く、逆に時代の動きを読んで 柔軟に合わせたり軽快に変われるように情報収集していかないと、これからのネット販売は厳しくなるかも知れません。
年度も変わります。
ボクらは未来に恐れず常にアップデートし、これからの未来の宿泊のカタチを築いていきたいですね!
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