リクルート系宿泊サイト「ゆこゆこ」は「地銀連合」が約200億円で買収
意外と知られていないのですが、シニア層向けの温泉情報誌の発行を行っている「ゆこゆこ」は リクルートホールディングスの完全子会社だったのをご存知でしたか?
その「ゆこゆこ」が、投資ファンドのユニゾン・キャピタルと地方銀行大手の福岡銀行と静岡銀行のそれぞれのグループ会社、広告代理店最大手の電通の4社連合で今月27日、「ゆこゆこ」を買収すると発表しました!
今回の狙いはシニア層向けの観光業の支援を通じた地方創生を図る狙いがあり、4社が共同出資して新会社を設立して新会社が「ゆこゆこ」の全株式を取得します。
譲渡日は2016年8月31日、譲渡価額は202億円となる見通しです。
今回リクルートはラッキーでしたね。
宿泊予約サイト「じゃらんnet」や情報誌「じゃらん」が好調なため、「じゃらん」や「じゃらんnet」に経営資源を集中させられます。
下記にも以前書いてましたが、この「ゆこゆこ」を今後共同出資4社がどう運営して行くかが見モノです。
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ネックとなるのが「手数料25.5%」そして「サイトコントローラーとの連携不可」でしょうね。
そこを対応されると、まだまだ伸びしろはたっぷりあります!
「ゆこゆこ」
http://www.yukoyuko.net/
エボラブルアジアが「らくだ倶楽部」を買収
ちょうど去年、航空券や海外ホテルの予約サイトの運営などをおこなうエボラブル アジアと 国内宿泊予約サイト「らくだ倶楽部」を運営していたファーストキャメルが共同運営を実施していましたが…
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そのエボラブルアジアは7/22に、国内宿泊予約サイト「らくだ倶楽部」を運営するらくだ倶楽部の全株式を取得して、遂に完全子会社化する事になりました!
今回の買収により自社でのサイト運営を開始し、国内旅行と訪日旅行の事業拡大をはかる見通しです。
「らくだ倶楽部」は日本国内の高級宿泊施設など約1500軒を予約できるもので、電話での予約や相談もできることから、「ゆこゆこ」同様 コチラもシニア層の利用が多い事が特徴ですね。
それにエボラブルアジアは、これまで国内航空券を扱う「TRIP STAR」「空旅.com」、海外航空券を扱う「CAS Tour」、海外ホテルの予約を扱う「旅WEB」といったWebサイトを運営してきましたが、国内ホテル・旅館に強みをもつらくだ倶楽部が加わることで、「国内」と「海外」の「航空券」と「宿泊」のオンライン旅行事業を傘下に収めたことになります。
今まで「らくだ倶楽部」では取り扱っていなかったダイナミックパッケージ販売の他に、Webサイトの多言語化などを含めた訪日旅行事業・民泊サービスへの対応販売も開始するようなので、らくだ倶楽部の今後が楽しみです!
「らくだ倶楽部」
https://www.rakudaclub.com/
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