未だ収束の気配は無く、”やり過ぎ”と言われるぐらいリスク管理した方がよい
全世界で猛威を振るっている新型コロナウイルスですが、今シンドイのは「国」が補償無き自粛を促している事です。
補償が無ければ 少しでも日銭を稼がないとやっていけない宿泊施設は、やむなく営業せざるを得ないといったトコロもあるでしょう。
しかしながら4/7に「緊急事態宣言」も発令されましたので、この4月やGW明けまではほぼ休館にされている宿泊施設さんもきっと多いと思うのです。
都内の宿泊施設では、コロナ感染者の一時受け入れ。いわゆる隔離施設としての利用。
そして医療従事者への支援などが進んでいます。
(ホテルを病室にする場合、しっかりとした換気装置が必要ですが)
そんな中、地方の小規模施設や宿泊業に携わっている我々には これから一体何が出来るのでしょうか?
そしてGW、既に入っているご予約に対して一体どうすれば最善なのかを、今一度模索してみましょう。
今この瞬間、直近とGWの動向を考える
まずこの4月の現状。
お客様が少なく、スタッフさんにシフトで順番に出勤して貰ったとしても、主な仕事と言えば館内のお掃除・電話番や業者さんの対応ぐらいかな。
でも実際には、そんなにやる事が無いかも知れません。
なお順番で休暇を取ってもらったりしても、外出自粛でどこへも行けず…
経営者もそうですが 宿泊施設で「やる事が無い」場合、不安・苛立ち・絶望感等、メンタルへの影響は計り知れません。
ですが今こそ経済を止めて、下手にジタバタせずに1年程は腹をくくる覚悟は必要かと感じます。
※ちなみに今日(2020/04/12)の大分空港の様子はコチラ⇒川嶋YouTube
そして5月。
まずGWがやって来ますので、お客様の受け入れをどう判断するか?
経営者としての手腕が問われるトコロです。
【経済を取る場合】
GWの営業をするとしても、今ご予約が入っているお客様に宿泊の意思があるかの確認を一度された方が良いかと思います。
そして来られる場合、出来れば自家用車でお越し頂く事が良いのではないかとご提案しましょう。
それに遠方からお越しの場合、状況によっては公共機関が減便したりしますし。
ひょっとしたらGWはそれどころじゃなくなってしまう可能性もあります。
営業する以上はお越し頂けるお客様の体調のチェックと、スタッフの体調管理も抜かりがないように。
【健康を取る場合】
GW含め、今すぐ先々の在庫を止めて休館しましょう。(だいたい秋ぐらいまで)
入っていたご予約に対しては、やむなくキャンセルのご連絡を。
そして風評被害や不安対処のため、念の為近隣住民にしばらく営業しない旨を電話等で伝えておく事も抜かり無く。
あとヒドいと思われても仕方がないのですが、休館中とは言えキャッシュが流れ出ますので、経営者の方はそれを食い止める為にも 正社員の解雇も視野に入れて良いかも?(宿泊業は人件費が占める割合が大きいので)
ちなみに会社都合で解雇した場合は雇用保険がすぐに貰えますので、その方が双方にとって良い場合もあります。
でもまた景気が良くなってきたら、真っ先に再雇用されてくださいね。
さいごに
しばらくはヒト・モノが動かず、あっと言う間に経済がブロックされ、お金だけが流れ出る日々が続いてしまう事でしょう。
そんな中でもがき足掻いて無理しても仕方が有りませんよね。大人しく家に居ましょう。
「自分は大丈夫」とか。
「何とかなる」とか、もう思わない方が良いです。
おかげでこの数日、自分が無力な事も気付かされました。
「ひょっとして、自分も感染しているかも?」とか。
「誰かに移してるかも?」 とか思って行動していないと、コロナは永遠に続いてしまいます。
自分や身近な人を守る為、できるだけ早く縮小・撤退した方がよい場合もあります。
スタッフが多い宿泊施設は、今こそ決断の時です。
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