他国の人材やロボットに頼る前に出来る事とは?
国内の宿泊業界は今後、かなり慢性的な日本人の働き手・人手不足が続く事が予想されますよね?
東京オリンピックまでのホテルラッシュ・インバウンドによる宿泊者数の増加・全業界の中でも突出した離職率の高さ等々…
ボクはもう短期的じゃなく、長期的な視野で10年後の事をより具体的に考えていかないと思うわけで。
今の10代や、これから就職しようと考えている方が進んで”宿泊施設で働きたい”って言う風土を作るには、どうすればよいかを自分なりに考えてみました。
やった方が良いと思う事
①. 若いウチから学校の行事として、閑散期に近隣の宿泊施設に順番で宿泊体験して貰う
②. 宿泊施設を舞台にした漫画やアニメ・ドラマを、テレビやYouTubeでたくさん制作・配信する
③. 小・中学生ぐらいから、地域にあるホテルや旅館・民泊やゲストハウスなどの宿泊施設に、子供がキッザニアのように職場体験出来たり 身近に感じたり立ち寄りやすい風土を作る
④. 子供の職場体験からもちゃんと金銭を渡し、お金が生まれる仕組み作りやマネージメントを実践で伝える
⑤. 学校の授業で、宿泊施設が地域にどう言った意味合いがあるのか?考える授業をする
⑤. 自治体の高校で、観光や宿泊に関する授業や「科」を作る
⑥. 小さい頃から、英語をキチンと教える
⑦. 小さい頃から、人を傷つけたりしないようなスマホやインターネットの使い方を指導する
⑧. 小さい頃から、SNSの使い方を指導する
⑨. 小さい頃から、GoogleマイビジネスとGoogleマップの使い方や登録方法を伝える
⑩. 宿泊や観光に関して、若い内から発信力や影響力のある人と繋がりやすい環境作りをする
さいごに
上記はあくまで個人的な考えなので、実際に今この宿泊業界にお勤めの方々の意見も伺いたいですね。
そうそう、10選の中に入れようかどうか迷った事が3つあります。
それは給与などの待遇と福利厚生、そしてお休みですね。
ココがこの業界の最重要課題である事は間違いありません。
しかしながら、それが二の次・三の次にならざるを得ないと言う事も、現実的に分かります。
でも今から こう言う事を真剣に考えておかないと、若い人が違う職種に人材が流れてしまう状況である事は間違いありません。
そのためにはまず、家族や身内や恋人などからも「素敵なお仕事されていますね」って思われなきゃいけない環境じゃないといけないって思う訳です。
ボクが宿泊業で勤めていた時は、家族や身内から「なんで土日休めないんだ」とか「なんで決まった休みがないの」とかを結構突っ込まれたりしたので、これではとても友人・知人に勧められない職業だなって単純に思いましたもんね。
宿泊体験がもっと身近に。
そして宿にお勤めの方が 一般サラリーマン並のお休みとまではいかずとも、それに近いぐらいに。
そして宿泊がもっと娯楽の場として愛されて。
あの元湯陣屋の宮崎さんも言われてましたが、「宿泊のお仕事が憧れの職業であって欲しい」とボクも願っております。
だったら具体的に今どうすべきか?
もちろん このように訪日外国人の方々を、宿泊施設の現場で受け入れる動きも大切です。
頼るのも悪くは無いのですが…その前に出来る事をアイデアを出し合って、少しでも実現に向けて動き出せたら良いのかなって感じました。
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