新しい旅行のあり方

多様化する旅行のスタイルに合わせて、食事と宿泊を切り離すべきか否か?

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「泊食分離(はくしょくぶんり)」を改めて考えてみる

ボクは個人的にアリだと考えております。

観光庁は16日、旅館業界に対して部屋料金と食事料金を別建てとする「泊食分離」の導入を促していく方針を明らかにしました!

[blogcard url=”https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170816-00000055-jij-pol”]

【泊食分離とは?】
宿泊施設に泊まる際に、食事を付けるかどうかの選択をお客様に任せる事を言います。


カンタンに言うと、お客様が予約された施設での過ごし方の幅を広げてあげる感じです。特に食事に関して、ですね。

この考え、どっちかと言うとホテルの方が前々から「泊食分離」に柔軟に対応されていました。


まず、宿のプランはざっくり分けると、「素泊まり」「一泊朝食」「一泊二食」の三種類。

そして以前紹介した「一泊夕食」。


→今後、インバウンド販売で「一泊夕食」が結構重要になってくるかもしれない。
https://kawashimablog.com/yufuin/?p=15364


さらに「一泊三食」など。
このようにお客様の滞在スタイルに合わせてお過ごし頂くのは、今後ありかなって思います。

そもそも「旅館らしさ」「日本らしさ」って一体なんだろう?

今回、Yahoo!ニュースの記事を拾い上げてみたのですが、コメント欄を見てビックリしました。




この事に関して、結構酷評が多かったんですよね。
まぁ2chのように匿名なので、アレコレ書き込めちゃうんでしょうけれど…。


ボクは宿の旅館の現場で働いていた経験もあり、その当時は宿の経営者の方針でプランは「一泊二食のみ」でした。
なんでもコレが一番儲かるんだと 当時の経営者の方から言われておりましたので、なんら疑う事も無くそれで対応しておりました。

でもチェックイン日の夜に食事と一緒にお酒をたくさん嗜む方は、翌朝 朝食準備が出来て起こしに伺うと、結構辛そうだったのを思い出しますね。


それとコメント欄に書いてある「らしさ」や「こうあるべき」なんてそもそも有る訳無い訳んですから、食事と宿泊はもうちょっと柔軟に切り離しても良いかなって感じます。

結局は宿が自由に決めれば良い

最終的にはお国が何を言おうとも、自身の宿が出したいお料理・体験出来るプランを誰に媚びる訳もなく黙々と提供すれば良いと思うのです。


ただし「一泊二食だけ」に囚(とら)われるのは、今後どうかとは思いますけどね。

だってインターネットやスマホのお陰でライフスタイルは多様化し、24時間365日、いつでもどこでも働けるような人も居る訳ですから。


もちろん宿の方針はコンセプトは合って当然だと思いますが、いやはや一泊朝食や素泊まりプランなのにも関わらず、当日のチェックイン時に急な食事対応は旅館ではまだまだ難しいモノ。

なので食事を完全に切り離し、食事を受け入れられる時間・夕食朝食の金額などを明確にしていけると、お客様にとっても分かりやすく有り難いかも。


それに今後旅館やホテルの方にお願いしたいのですが…

「自身の宿で、お客様が快適かつ長期滞在しやすいようにするにはどうすれば良いか?」

宿のスペックや価格なども含め 今まで考えた事無い方でも、こう言う事をちょっと考えてみると面白いアイディアが浮かんだりするかも知れませんよ。


日本国内の旅行を楽しもうと計画中の方が、宿の食事が有るがゆえにスケジュールがうまく組み立てられない…なんて不幸な事が起きなければ良いなって感じますね。

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川嶋 雄司

代表取締役(株)旅月
1975年生、福井県高浜町出身。21歳の時 九州〜福井を自転車旅行した際、大分県湯布院町が気に入りそのまま移住。現在は大分県国東市在住。 大分県を中心に 山形・茨城・大阪・佐賀県・熊本県など、全国各地の旅館やホテルのネット集客のコンサル・WEB集客のサポートを展開中。 特にサイトコントローラー(手間いらず.NET・ねっぱん!++・TL-リンカーン)に重きを置き、現在国内外の宿泊予約サイト・自社ブッキングエンジンを使い多角販売をサポート。 以前旅館で勤めていた経験を活かして 宿泊施設様のお悩みや痒い所にお応えし、旅館・ホテルの売り上げUPに繋げております。

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