根本的な横並びの一斉休日を見直す時期かも?
そしてポイント好きの日本人に、果たしてどれ程効くだろうか?(笑)
土曜日や祝祭日、GW・年末年始などに集中する宿泊需要を分散させるのは、密になりづらい平日をどう活かすかが 感染予防含め今後のポイントとなるかな?
観光庁の蒲生篤実長官は23日の記者会見で、観光支援策「Go To トラベル」で平日の宿泊へのポイント付与を検討していることを明らかにしました!
【Go To トラベル キャンペーンとは?】
新型コロナウイルスの影響を受けた地域における需要喚起、地域の活性化を国が主導して行うキャンペーンです。
キャンペーン期間中、国内旅行を対象に、旅行代金の1/2相当額(35%相当の旅行代金、上限は1人1泊あたり14,000円)が還付されます。
なお 既に旅行事業者と協議に入っているようで、蒲生長官は「年末年始に間に合うのが理想」と話しているようです。
国もあの手この手で支えようとしている姿勢は分かるのですが、そんなに複雑にして大丈夫かな?って言う想いもあったりして。
それにまた見切り発車で、宿泊施設の現場の負担が増えなければ良いのですが。
確かに。
3密を避けるには平日に旅行した方が空いてるでしょうし、平日は宿泊費をお安くしている宿も多いから そっちの方がお得ですモンね。
(ってなると 未だ高速道路のETC割引が土日のみって言うのも無理があるかな?)
それに最近では「ずらし旅」と言う言葉もあって、日程や時間を少しずらして旅をした方が 混み合わず3密も避けられて良いですよ〜っと言うのは、旅行者も既に承知の上だと思います。
繁忙期・閑散期の需要の差が激しすぎる 宿泊・観光産業の一番の課題が「平日対策」ですから、年末年始を11連休にするよりも 短期的な施策としてはコチラ(平日旅行推奨)の方が良いと感じます。
学校やサラリーマンは、別に土日をお休みにしなくて良いと思う
ココでネックになるのは子供の学校やサラリーマンのお休みでしょうね。
ただでさえコロナの影響でカリキュラムの進捗が遅れており、学校を休んでまで旅行に行くのは 子供のいる家庭では難しいと思う訳で。
それに現役の日本のサラリーマンは 平日のお休みが無いトコロが一般的です。
何とか有給等で休めたとしても、子供は学校を休ませづらかったりするかも。
ですので今回の発表を聞いて、学生やサラリーマンが「ポイント欲しさに平日の仕事や学校を休んで、ポイント欲しさに旅行にいく事」に関しては、短期的な効果があまり無いのではないかと感じました。
学校の休みを絡めるとなると、観光庁だけじゃなく文科省も絡めて協議しないといけなくなるかな?
そうなると結局 一番恩恵を受けられるのは、情報をSNS等でサクッとキャッチ・発信出来る、コロナ禍でもフットワークの軽い独身世帯となるでしょう。
ちなみに子供が手離れした、旅行代理店を使うようなシニア世帯は TVやメディアがこぞって報じても「ポイントも貯まるし平日に旅行しよう」とは中々なりづらそうな気がします。
(そもそも旅行代理店のポイントってどうするんだろうか…?)
それでも多少は休日分散されそうなのは良い事なのですが。
現状は学校とサラリーマンの休日制度と どことなく平日に休みづらい文化・同調圧力が邪魔しており、そこの課題を解決しないと難しいかも知れませんね。
さいごに
実際に平日に旅行出来る人は限られておりますので、そうなると土日に需要が集中してしまい、どうしても価格も上がってしまいます。
なので休日の分散化が割と一般的になれば 繁忙期の宿泊価格も平準化すると思いますので、Go Toトラベル後も旅行者・宿泊施設双方にとっても有り難い事ではないかな?
なおポイントの詳細はこれからになりそうですけれど、今までの流れからすると…恐らく じゃらんnetや楽天トラベル等、それぞれのOTA(宿泊予約サイト)のポイントになるんじゃないかなって感じがします。
それにポイントの還元率がどのくらいかも気になるトコロでしょう。
なお数百ポイントが付与されるとかでしたら、Go Toトラベルで現在恩恵受けまくりの旅行者には おそらく心も体もそこまで動かないかも知れませんね。。
では詳細が分かり次第、またBlogでピックアップしたいと思います!
日本経済新聞「GoTo 平日宿泊にポイント付与 観光庁、事業者と協議」参照
https://s.nikkei.com/3dV1180
【Go Toキャンペーン関連の記事はコチラ】
https://kawashimablog.com/yufuin/?cat=2933
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