宿泊施設への対応・寄り添い方はそれぞれ違うと感じる
新型コロナウイルスと緊急事態宣言の影響により、4・5月とお客様の受け入れをしていなかった宿泊施設もきっと多い事でしょう。
そんな中。
使っても使わなくても、ランニングコストのかかるサイトコントローラーはどうされていましたか?
【サイトコントローラーとは?】
複数の宿泊予約サービス(じゃらんnetや楽天トラベル・Booking.com等)を一元管理できるオンラインのシステムです。
施設側はサイトコントローラーを使用することで、在庫管理や料金設定、プランの更新をPCやタブレットなどで一元管理することが出来るようになります。
このコロナ禍においても サイトコントローラーは日々使うモノではありますし、各社有料でツールを提供しており もちろんそれはボランティアではありません。
それぞれの会社のスタッフさんには 家族もいて、皆さん生活もかかっています。
でも…今回のコロナは世界中で巻き起こっている想定外の出来事。。
宿泊施設側としても 休業中に関しては「ランニングコストを安くして」とか「コロナが落ち着くまで、大目に見て」って言いたいトコロだと思うのですが、そこはビジネスですのでどうしようも無いトコロだと感じます。
それでも。そんな中、契約されている宿泊施設になるべく負担のかからないよう 柔軟に「無料の休止プラン」で対応してくれていたサイトコントローラーの会社もありましたので、今回ちょこっとだけご紹介したいと思います。
※なお各社の対応に関しては、どこが良いとか悪いとかでは無い事をまずはご理解の上、今回の記事をご覧下さいませ。
各社の比較・対応
では表でチェックしてみましょう。
まずは「ねっぱん!++(https://www.neppan.com/)」の株式会社クリップスさん。
「無料休止プラン」で対応しており、期限は一年間でした。
なお もしも来年もコロナで大変な場合、この期間は延長される可能性があります。
続いて「Beds24(https://co-reception.com/)」
最近まで半額で休止プランがありましたが、6/3から「無料休止プラン」になっております。
Beds24の「無料休止プラン」の継続期間は永続的で、Beds24のサービスが続く限りはずっと無料のようです。
次に「TL-リンカーン(https://www.seanuts.co.jp/lincoln/)」ですが コロナの期間中は基本使用料の半額など、値引きすることもあるとの事。
無料はほぼないようです。
さいごに
こうやって見比べてみると、手間いらずやTLリンカーンなど 比較的大きな宿が使うシステムは無料プランが無さそうですね。
ちなみに ねっぱん!++や手間いらずに関して、2020/7/31まで初期導入無料のキャンペーンを行っていますが、これはあくまで”新規顧客向けのキャンペーン”ですので、既存の契約施設を救済するモノでは無いと言えるかな?
上記の事を踏まえ ボクの個人的感想を述べると、既存の契約施設が他社サイトコントローラーへ乗り移る事無く、出来ればそのまま「継続して利用したい」と思って頂く事がBESTなのでは無いかと。
こんな時だからこそ、サイトコントローラーの会社は宿泊施設さまのお困り事に”少しでも”寄り添ってみてはどうなのかなって感じる訳です。
日本では「お互い様」と言う言葉がありますから。
世界的危機の真っ只中で ふとそんな事を感じております。
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