売上がほとんどない状態で、今後プラットフォーマーはどう生き残りをかけるか
日本では解雇(レイオフ)すると言うのは非常に難易度が高いですが、米国では一般的なのでしょうね。
民泊仲介サイト世界最大手のAirbnbは、従業員の約4分の1にあたる約1900人を削減すると発表がありました。
【Airbnbとは?】
宿泊施設・民宿を貸し出す人向けのウェブサイトです。
世界192カ国の33,000の都市で80万以上の宿を提供しています。
【レイオフとは?】
不況による操業短縮などの際に、企業が労働者を一時的に解雇すること。一時解雇。
順風満帆に見えたAirbnbでさえも、かなり危機感を感じての判断なのでしょう。
なお旅行系の会社の場合 費用の多くは人件費になりますので、厳しいようですがコレも生き残る為には致し方ない事なのかも?
今回Airbnbは新型コロナウイルスの感染拡大による旅行需要の減少で大きな打撃を受けており、2020年の売り上げは2019年の半分未満に落ち込む見通しと言います。
世界的にココまで一気に冷え込むと、そうなりますよね。。
国内旅行も海外旅行も世界中で自粛や移動の禁止が出ていますので、もはや企業努力ではどうにもなりません。
Airbnbの今後の動向とは?
この状況下で、ブライアン・チェスキー最高経営責任者(CEO)は5/5、従業員向けのメッセージでこう説明しました。
「旅行需要がいつ戻るかは分からず、戻ってもこれまでとは違う形になる」とし、「従業員の削減によって、(ビジネスに)根本的な変更を加える必要がある」と。
確かに。
民泊利用をしようとした時、前に宿泊した宿泊客がウイルス感染者じゃない保証なんてありませんからね。
これはどの宿泊施設でも言える事ですし、どの業態もどれだけウイルス対策を講じているかが今後重要となって来ます。
なお民泊と体験だけはしばらく難しいと言う判断で、Airbnbではいち早く「オンライン体験」を開始しました!
Airbnb丨コロナの影響で「オンライン体験」の提供をスタート!
https://kawashimablog.com/yufuin/?p=34641
コレがどれぐらい浸透するか?これから注目ですし、新型コロナウイルスの状況が長引けば 今までのどんなビジネスでも再起動しなければいけなくなりそうですね。
例えば飛行機なんかも三密状態ですので、今後座席が広く改良されたりしないといけなくなるかも?
さいごに
今は「旅行しない・出来ない」状況下ですので、大手から中小のリアルエージェント(旅行代理店)、そしてOTA(宿泊予約サイト)もかなり厳しい事が予想されます。
Airbnbでレイオフの発表があるぐらいなので、日本国内の旅行会社が気になるトコロですが…まだそこまでメディアに出て来ないのもちょっと怖い気がします。
ちなみに楽天トラベルは、それ以外の楽天経済圏のサービスを。
じゃらんnetの場合は、ホットペッパービューティーやPonta連携サービスなど、旅行商品以外があるおかげで今は大丈夫なのかな?
旅行需要はいずれ回復するでしょうけれど、旅行や観光は今後回復に時間がかかりますので これからが本当の踏ん張り時なのかも知れませんね。