「じゃらんnet」が旅行体験の満足度向上を目指す
今年のじゃらんnetは大きく舵を切りそうですね。
2019年がスタートし、リクルートライフスタイルは『じゃらん』のサービスコンセプトを「360°トラベルパートナー」と設定し、宿泊施設・地域のパートナーとして、旅行業界に貢献するべく「国内総旅行回数増加」に取り組むことを発表しました。
【じゃらんnetとは?】
(株)リクルートライフスタイルが管理・運営する、宿泊予約可能な旅行情報サイトです。
なんとなく そう言う風に、じゃらんフォームやFAXなどで聞いた方もきっと多いハズ…。
では2019年のじゃらんの動向をまとめましたので、ご確認ください。
会員プログラムの導入で、旅行予約の促進を図かる
『じゃらんnet』での総旅行回数を増やす為の施策として、2018年の11月以降 一部会員から【カスタマープログラムの導入】を先行提供開始しておりましたが、2019年4月からいよいよスタートしそうです。
コレがどう言う事かと言うと、『じゃらんnet会員』で旅行頻度などの利用状況に応じた会員ランクを設けて、『じゃらんnet』会員へのクーポンやポイントなどを用いた特典提供を行うことで、旅行予約の促進を図ろうとするモノ。
なので『じゃらんnet』を使えば使う程、通常貯まるポイントの割合が増えると言う事です。じゃらんnet・ヘビーユーザーにとっては有り難いでしょうね。
ポイントの仕様変更
現在、予約1件あたりに宿泊施設に請求している「Pontaポイント2%」でしたが、今後コチラが「Ponta1%+販促プログラム1%」の2つに分けられる事になります。
「Ponta1%」は引き続き、リクルートライフスタイルやローソンなどの色んなサービスで利用出来るのですが…
「販促プログラム1%」に限っては、旅行利用を中心としたじゃらんnetのみの活用に限られます。
カスタマーは税込みの予約金額に対する2%を、当面はPonta1%・じゃらん限定ポイント1%として付与されます。
※ポイントについては、下記の「さいごに」でまとめています。
人材雇用問題への取組
新卒や第二新卒の採用サービスである「リクナビダイレクト」(https://rikunabi-direct.jp/)とじゃらんnetが連携!
コレがどう言った事かと言うと、じゃらんnet経由でお申し込みをした宿泊施設は、リクナビダイレクトに掲載する際に特別な導線を提供し、宿の雇用をサポートすると言うモノになります。
元々リクルートはリクナビと言う就職支援サービスをしておりましたので、この連携は求人広告が高くて出せない宿泊施設にとってはとても有り難い事でしょう。
NoShow/キャンセル問題への取組
まず2年間限定で、じゃらんnetを予約してNoShowをしたカスタマーから回収出来なかった損害額について、申請に基づいて50%までを補償するするサービスが導入されます。
※ただし、1回あたり対象損害額の下限:1万〜上限:3万円です。
※年間の補償額の上限は5万円までとなります。
そしてカスタマーが繁忙期などに色んな宿泊施設を仮押さえするような、多重予約(複数予約)による販促機会の損失を防ぐため、多重予約者に早期のキャンセルを促す機能が実装します。
利用手数料が「税抜」から「税込」に
今まで税抜きだったのかーって思う人もきっと多いかも?
どう言う事かと言うと、仮に じゃらんnetのプラン金額が2名以上で10,800円で宿泊が成立した場合、今までは税金(消費税8%=今回の場合、800円)を差し引いた10,000円に対して手数料10%がかかっておりました。
この場合、利用料は1,000円です。
(1名で10,800円の場合は、利用手数料は8%なので800円です)
しかし、2019年4月1日以降チェックアウト分より 宿泊プランの「税込」金額、今回の場合10,800円に対してかかるようになります。
利用料・変更後の場合、1,080円の利用料がかかると言った感じですね。(1名で10,800円の場合、利用料は864円です)
そして、じゃらんnetのインバウンド誘致の取り組み「グローバル集客サービス」の手数料も、10%→12%となります。
さいごに
宿泊施設側が知っておくのはもちろん、じゃらんnetユーザーも知ってて損はないかな?
特にポイントに関してはおさらいです。
じゃらんユーザー宛に届いたメールは以下の通りです。
↓ ↓ ↓
これまでは、予約金額の2%分のPontaポイントを加算させていただいておりましたが、「予約金額の1%分のPontaポイント+1%分のじゃらん限定ポイント」の加算に変更となります。
1%分のじゃらん限定ポイントの有効期限は、ポイント加算月を含めた12ヶ月目の月末までになります。
■変更対象サービス
・宿・ホテル予約
・JALじゃらんパック(「1.ポイント計算基準額の変更」のみ)
・赤い風船JRじゃらんパック(「1.ポイント計算基準額の変更」のみ)
・ANAじゃらんパック(「1.ポイント計算基準額の変更」のみ)
・遊び・体験予約
・レンタカー予約
・海外ホテル予約(「2.ポイント内訳の変更」のみ)
ここがじゃらんユーザー側としては改悪と言われている部分かな?
半分はじゃらん限定ポイントとして付与されることになりました。
限定ポイントだと、その名の通りかなり使い道が限定されてしまいますもんね。
今どきポイントの使用可能範囲を狭めるなんて…って思った方もきっと多かったでしょう。
ではネット予約の担当者さんは、じゃらんユーザーからアレコレ質問が来ても答えられる様にしておきましょう。
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