日本はきっとこう変わる!大胆未来予想をどう捉えるか。
じゃらんリサーチセンター(http://jrc.jalan.net/)が独自で行う、調査や実証実験の研究成果を発表している「とーりまかし」って小冊子はご存知でしょうか?
【「とーりまかし」とは?】
観光マーケット活性化のための独自の調査・研究・取材等を通して考察・提案を行う研究冊子です。
「とーりまかし」は一般・個人の方への送付は行っておらず、主に旅館やホテル・じゃらんフォーラム等で見る事が出来ます。
料金 | 無料 |
---|---|
発行日 | 季刊誌(3月、6月、9月、12月の4回) |
発行部数 | 15,000部 |
配布対象者 | 観光活性・地域活性に携わる方々(官公庁、観光協会、商工会、旅行代理店、交通事業者、宿泊施設、NPOなど) |
コレがどんな内容のモノかと言いますと、観光業界や各地域で起きているテーマを取り上げ、取材および考察を通して じゃらんリサーチセンターからの提案や意見を発信しています。
ちなみに、最新の「とーりまかし vol.51」。
まだ読まれて無い方は…今回のは見た方が良いですよ〜っ!
↓ ↓ ↓
見た事が無い方は WEBの「電子ブック」でも見れますので、コチラからご覧くださいね。
そしてその最新の「とーりまかしvol.51(18年3月号)・2030年の観光の未来」を見て、ボクも色々と感じた訳で…。
ではその中身を除いてみましょう!
訪日外国人を意識したプロモーションが必須になる!?
以前も、2025年の人口減少の記事を書いた事があります。
2025年の日本の人口構成の予測を見て感じた事
https://kawashimablog.com/yufuin/?p=19499
今日は更に5年先、2030年の事ですね。
では、じゃらんリサーチセンターの大胆未来予想図を見てみましょう!
大胆未来予想図
・リピーターや富裕層が増え、世界遺産をグライダーで見学したり、国立公園に宿泊が出来るなど、海外リゾートのように洗練させた旅行商品が開発されていく。
・知名度の低い観光地は、国や世代などによってセグメントされたターゲット特化型観光地に。
・日本人だけが好む観光地も出現し、特に神社仏閣が注目され、泉質の良い鄙(ひな)びた秘湯温泉地などが人気となる。
・日本の観光地にいるのは、3分の2近くが訪日外国人観光客となる。
・有名観光地には外国人が溢れ、外国人好みの体験コンテンツが主力商品に。
・外国人が多い場所を好まない通な外国人観光客は、日本人好みの鄙びた温泉地や地方を訪れるようになる。
・宿は人手をかけた高級宿と、AIやロボットによって人を介さずに泊まれる格安宿に二極化する。
・旅館は夕食や接客も含め「体験施設」としての新たな付加価値を備えるようになる。「和体験」の出来る宿泊施設として外国人にも人気に。
・単身者の増えた日本人によるサードプレイス的な「コミュ宿ニーズ(コミュニケーション需要)」が増える。
・二極化の陰で、経営判断力や後継者のいない宿が淘汰されていく。
・旅行の概念がシームレス化し、観光地でリモートワークをしたり、出張先に家族を連れてくるなど、フレキシブルな旅行スタイルが増える。
・知名度の高い観光地(北海道、沖縄、京都、箱根等)は誰もが訪れても楽しめるよう整備されたアソート型観光地になる。
・宿泊施設のプランは一気に多様化する。日帰りや宿泊旅行といった既成概念は薄れていく。
さいごに
「とーりまかし」がこのようなリサーチをしましたが、これからの じゃらんnetのコンセプトは?多言語対応は?
そしてアクティビティなどの体験商品も、リクルートのサービスで訪日外国人が使いやすくしていくでしょうね。
何より、グローバル化や趣味思考の多様化はもう避けられないって事はハッキリしてます。
旅館・ホテルは「宿泊」以外の商品を。
それに、日本では当たり前と思っている文化やモノが売れたりもしますから、「宿泊」+@を考えていけると良いのかな?
12年後の2030年。
今回のじゃらんリサーチセンター「とーりまかし vol.51」の大胆予想がどれぐらい合っているか?
改めて見てみたいですね(笑)
ちなみに、2100年に日本はどうなっているかと言うと…
低位推計では、人口が現在の半分以下。3,795万人になると見込まれている2100年。
街を行き交う人は減り、住宅は空き家ばかり、モノは余り、今までと何もかもが違ってくると考えられます。
でも世界の人口は112億人になると言われています。
観光は?宿泊は?世界の流れは?
いったいどうなっているんでしょうかね。
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