地域を変える「稼ぐ観光」の可能性 〜先行する日本版DMO事例より〜
「じゃらんフォーラム2016」の記事もいよいよ大詰めです!
次のセミナー講師は、リクルートライフスタイル・じゃらんリサーチセンターの沢登 次彦さん。
「地域を変える「稼ぐ観光」の可能性 〜先行する日本版DMO事例より〜」と言うお題目でお話ししてくださいました。
まずDMOとは何か?
【DMOとは?】
DMO(Destination Management Organization:デスティネーション・マネージメント・オーガニゼーション)とは、観光物件、自然、食、芸術・芸能、風習、風俗など当該地域にある観光資源に精通し、地域と協同して観光地域作りを行う法人のこと。
ちなみに、観光庁が規定した日本版DMOは以下の通り。
『地域の「稼ぐ力」を引き出すとともに地域への誇りと愛着を醸成する「観光地経営」の視点に立った観光地域づくりの舵取り役として、多様な関係者と協同しながら、明確なコンセプトに基づいた観光地域づくりを実現するための戦略を策定するとともに、戦略を着実に実施するための調整機能を備えた法人』としています。
今回なぜDMOの話をされたのかなぁって色々思いましたが…長期的に見ても、この「観光地域作り」が今後の日本には欠かせない分野だからでしょう。
国内外含め、訪日外国人への取り組みもこれから必須と言えますね。
特にインバウンドはまだまだ伸びしろがありそうです。
しかし、日本人の1年間の平均旅行回数は年々下がっており、現在「56.4%」。
この一年で宿泊する人は、2人に1人の統計です。
DMOを語る以前、日本人で国内旅行する人が少なくなっている事も頭に入れておきましょう。
じゃあ我々はどうすれば良いのでしょうか?もちろん、需要を創るしかありません。
そして国内旅行ですが、1回あたりの旅行費用総額は平均して約5万円。
こちらは微増傾向です。
旅行にお出かけのお客様は、その土地の美味しいモノ…いわゆるプチ贅沢にはお金をいとわない傾向にあるのかも?
観光エリアは【いかに気持ち良くお金を使って貰う仕組みがあるか?】
ココは観光地の重要課題でしょう。
街全体をテーマパーク化しようとしている着地型商品「ちょいのぞき気仙沼」をご紹介されてました。
コチラでは、至る所で仕事体験が出来るように 他の街にはない港町ならではの職場に潜入できるほか、漁師体験やツリーハウスなど自然を満喫できる遊びもたくさんあります!
[blogcard url=”https://cyoinozoki.jp/”]
「ちょいのぞき気仙沼」は学んで楽しめるコンテンツが満載のプログラム!
利用者も年々増加しております。
メカジキの水揚げ量が日本一の気仙沼ならではのアイディア料理で、ご当地グルメの開発も面白そうです!
この辺りの終盤になると。。
こうやって第三者的に「観光」を見つめ直してみると、点在しているお店や宿・地域で働かれている人達そして行政が一丸となってこそ!そして観光客誘致・情報発信をしていかないと、中々将来の顧客に成りえないのかも知れませんね。
だったらボクがいる湯布院エリアはどうなのか?
個人で出来る事は何か?
ただやみくもに情報発信するのではなく、官民一体となって出来る事は何だろうか?
などなど、色々と考えさせられた講義でした。
町に住むボクらは、人は、実は観光資源でもあるのかも知れませんね。
では明日は、毎年楽しみにしているCSの変態(?)山田修司さんのセミナーをBlogで書きたいと思います!
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