旅館はこうあるべきの「べき」をちょっとだけ取り除いてみましょう
以前、一泊夕食プランが重要になってくるかも知れないって言う記事を書きました。
[blogcard url=”https://kawashimablog.com/yufuin/?p=15364″]
今日はその続きって感じかな?
まず、従来の旅館というのは主に、「一泊二食」というのが当然の姿でした。
しかし昨今 ライフスタイル・ワークスタイルは多様化し、更には訪日外国人の宿泊客も増加の一途。
ボクが住んでいるココ大分県・湯布院エリアでも、中々「一泊二食」と言う選択肢だけでは、今後難しくなって行くのでは無いかと感じていました。
そこで、「泊食分離」と言う言葉があるのはご存知ですか?
【泊食分離とは?】
旅館に泊まる際に、食事を付けるかどうかの選択をお客様に任せる事を言います。
カンタンに言うと、お客様が予約された施設での過ごし方の幅を広げてあげる感じです。特に食事に関して、ですね。
この考え、どっちかと言うとホテルの方が前々から「泊食分離」に柔軟に対応されてます。
まず、宿のプランはざっくり分けると、「素泊まり」「一泊朝食」「一泊二食」の三種類。
そして以前紹介した「一泊夕食」。
さらに「一泊三食」など。
このようにお客様の滞在スタイルに合わせてお過ごし頂くのは、今後ありかなって思います。
福岡でも10年程前から「5thホテル」さんが、24時間チェックイン/アウトが可能な新スタイルホテルとして、ボクも何度か利用させて貰った事がありました。
[blogcard url=”http://www.5thhotel.jp/pc/”]
当時便利だったのが、23時チェックイン・アウトが14時。
湯布院で仕事を終えた後、ゆっくり福岡で過ごす事が出来たのを思い出しますね。
(現在この滞在時間の対応はされていません)
では今まで「一泊二食のみ」で販売して来られてきて、今後「泊食分離」の考えを検討中の宿泊施設様は、以下参考になれば幸いです!
「素泊まり」や「一泊朝食」を導入すれば、料金帯の幅を広げ稼働率を上げられます
今まで一泊二食プランのみで販売していたとして、その販売金額が15,000〜20,000円だったとします。
そこで夕食や朝食を抜いて、金額設定も食事の金額を抜いて「素泊まり」「一泊朝食」などを設定。
そうする事で、販売金額がだいたい8,000〜20,000円ぐらいと言った感じで幅が広がれば、それだけ検索にかかる率も上がる訳です。
今後、お客様もこう言った理由で旅館・ホテルを使い分けると予想されます。
1、到着が遅くなる(夕食提供時間に間に合わない)
2、できるだけ安価に宿泊したい(豪華な夕食はいらない)
3、目的地は別にある(ビジネスホテル代わり)
4、近隣に食べたいものがある(旅館の夕食は要らない・例えばイタリアンが食べたいなど)
仕事を終えてからの宿泊や、チェックインしてからのおでかけなども 柔軟に受け入れて行きたいモノですね。
飲食店の混み合わない時間帯でブランチ(朝昼兼用の食事)を楽しむ事も可能に
ボク自身 基本朝食を食べない人なのですが…湯布院の旅館さんの朝食は結構盛りだくさん出ます。
なのでお腹いっぱいの状態でチェックアウト…その日のランチは結構食べられない人って多いんじゃないかな?
そんな朝ごはんを食べない方の為に、最初からもう朝食を抜いた「一泊夕食」プランはいかが?
朝を抜いたらお昼は豪華なブランチを楽しみましょう!
しかもお店の混み合うちょっと前の11時ぐらいに入店出来ますから、ゆっくり時間を過ごせそうです。
出勤スタッフのシフトを考慮して、あえて「一泊二食」を売止にする
最後に、夕食を提供するスタッフの希望休が重なった場合。
コレは配膳される方も料理を作る側もです。
希望休は今後 離職率などを考えると、出来るだけ宿側も対応してあげられると良いでしょうね。
こう言う時、休館日にするのがもったいないとお考えの方は、「素泊まり」や「一泊朝食」のみで 限られた現場の人数で対応するのは充分アリだと考えます。
コレもある意味「泊食分離」な訳です。
こんな感じでサイトコントローラーを使って、うまく販売出来るようにしておくと良いでしょうね。
特にオススメなのは、休館日設定の1日前は「素泊まり・一泊夕食のみ」の販売設定。
コレをすると 休館日に朝食を出さなくても良いので、ラクですよ。
では、泊食分離の考えを柔軟に取り入れていきましょう!
最新記事 by 川嶋 雄司 (全て見る)
- 自社予約フォーム「予約番」丨「コンテンツアシスタント機能」が無償提供期間を延長し、当面の間無償へ - 2024年11月21日
- ANA丨Ctripに旗艦店(きかんてん)を正式に開設! - 2024年11月20日
- 過去に撮影&登録した画像サイズが小さくてサイト登録にお困りの方へ - 2024年11月19日