これからは人口減待ったなしです
2024年2月に、東京ビッグサイトで開催された「国際ホテル・レストラン・ショー」、いわゆるホテレスにて、アバターがフロントでの接客を遠隔で対応できる…と言った投稿を𝕏(旧Twitter)でポスト(投稿)した事がありました。
フロントもドンドンこれになっちゃうのかなー?📺👩 pic.twitter.com/qa1MSZ5LKh
— 川嶋 雄司🏨ホテル・旅館等、宿泊施設のWEB販売・サイトコントローラーの管理にお困りの方へ (@maidokawashima) February 14, 2024
どこも人手不足の昨今、ココ最近のポストの中では宿業界の方々含めて割と反応が良かったです。
アバターコンシェルジュのリョウコさん、この時お一人で四施設を請け負って対応されているとおっしゃってました。
なるほど、それはそれで大変そうですね。
なお一施設を対応・接客している時、残り3施設には「接客中」と表示されるみたいです。
いやー、こう言うアバターを使った遠隔サービスは今後増えていくかも知れません。
(でもこの時は「まだ先の話だろう」と思っていた訳でして)
そしたら先日、東京出張の時にたまたま利用したホテルの事なのですが…
アバターではありませんがモニターが対応してくれました(笑)
使用してみて感じた事
ではチェックイン時の事ですが、途中モニターにはマスクをした女性スタッフに切り替わりまして「ご不明点がございましたらお呼びください」と言われました。
※その後モニターが再度、静止画へと切り替わりました
なるほど…と思いつつ、画面に自分の名前を入れると個人情報が表示され、署名をしたらカードキーが発行されて無事チェックインが完了しました。
さほど難しくなかったので モニターの女性も補助的存在だったのでしょう。
それにコチラ側の操作はおそらく相手側にも見えており、間違いをチェック出来る仕組みになっているかも?
そしてフロントにもリアルでスタッフがお一人いらしたので、操作が分からなくなっても特に問題なさそうではありました。
メリット・デメリット
では実際に感じた事をツラツラと書き記してみます。
【メリット】
・対応はAIやbotではなく「人」ですので、仮にイレギュラーが起きてもそれなりに安心感はある
・チェックインの流れやシステムを教育さえすればテレワーク・在宅ワークができ、遠隔で自宅や国内外での対応も可能に
・多言語対応にも向いているかも
・ほぼ無人、省人化したホテル運営が可能になる
・民泊にも向いてそう
・酔っ払いに絡まれる事はない
【デメリット】
・停電したら使えない
・チェックイン機、初期投資が結構しそう
・人の温もりはほぼ無い
・ご年配の方はちょっと抵抗あるかも
・高級ホテル、旅館には不向きかも
さいごに
実際に使ってみて、既存の自動精算機がパワーアップ・バージョンアップした感じがしましたね。
この手のシステムの課題としては 便利そうで逆に不便になってることって意外とあったりしますので、客側に「面倒くさい」と思わせず そこをどうテクノロジーとUI・UXでクリアして行くかになるかな。
これが今後 有人運営とほぼ同水準の接遇サービスで対応できれば、現場スタッフの負荷をかなり減らせそうです。
あとは…チェックインする客側の心構えと言いますか。
宿泊施設側の人手不足事情を察知して、利用者はある程度どんな状況でも柔軟に慣れて・覚えて、黙々とチェックイン出来るようになると良いのかも?
ちょっと寂しい話ですが、これだけ人口減が進んでしまうと もうすでに世の中に存在するサービスのほとんどで、利用者側から店舗側に「人の温もり」をそうそう求めるような時代ではないかなと早く認識して行動すべきだと感じております。
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