老舗旅館ではごく普通に使われているかも?
ホテル・旅館にお勤めの方ならご存知かもですが、「Aチャメ、Bチャメ」とかって聞いた事ありますか?
若い方でしたら、ひょっとしたら未だに「チャメ」って何だろう?と思いつつ、日々宿泊施設でお仕事されている人もいたりして(笑)
では今回「チャメ」について語りましょう!
【チャメとは?】
子ども(小人)のこと。
チャイルド(お子様)メニュー、またはチャイルドメンバーの略らしいです。
いきなりチャメって言われても「何じゃいっ!」って思いますよね?
「チャメ」は旅行業界では割とよく使う業界用語で、主に”子供”という意味になります。
上記画像は、JTBの「JTB よくある質問」から抜粋しましたが、やはり最初にJTBで使われだしたのかも…??
(るるぶトラベルの子供料金設定も A〜Dですし)
主に日本国内の宿泊手配関係で使われており、それ以外の国ではほぼ使われません。
なので、子供の料金区分を決めるのに「A・B・C・Dチャメ」と分けている宿が今もあると言う事です。
例えば旅館などでは、フロントが調理場などに宿泊人数を伝える時に「大人2名とCチャメ1名」などと言います。
料理提供されている宿は、予約時に宿泊情報を正確に伝える事はとっても重要です。
では改めて「A〜Dチャメ」について調べてみましょう!
業界用語「チャメ」の食事内容と料金とは?
Aチャメ
小学校のお子様のことを主に「Aチャメ」と言います。
Aチャメは、大人宿泊料金の70%
食事は「大人から数品抜いた料理」が一般的です。
Bチャメ
小学生以下(主に3才〜小学生前まで)の幼児を「Bチャメ」と言います。
Bチャメは、大人宿泊料金の50%
食事は「お子様ランチ」が一般的です。
Cチャメ
お布団のみで、食事なしの乳幼児のお子様を「Cチャメ」と言います。
Cチャメは、大人宿泊料金の30%が一般的です。
Dチャメ
布団・食事なしで、添い寝の乳幼児を「Dチャメ」と言います。
Dチャメは0円としているトコロもありますが、定額料金としている場合もあり。
※浴衣やスリッパ等、用意してくれるトコロもあります。
番外(INF)
Infant=インファントの略。
つまりは幼児の事を指しますが、料理もお布団も何も付かない無い場合が多く、いわゆる「Dチャメ」だったりします。
さいごに
では最後に、コレがTHE「A〜Dチャメ」だよって言うのをまとめてみました。
<料金掛け率>
Aチャメ:70% 大人から数品抜いた料理
Bチャメ:50% お子様ランチ
Cチャメ:30% 料理なし
Dチャメ: 布団もなし
上記はあくまで一般的な「A〜Dチャメ」です。
なお、宿によっては「A〜Cチャメ」までの3種類だったりと 若干違う場合のトコロも沢山ありますので悪しからず。
ちなみにコチラは某宿泊施設のじゃらんnetの「宿ログ」ですが、「A〜Dチャメ」について堂々と書かれております。
ここまで書いていたら…お客様にも伝わるかな?
しかしどこの業界もそうですが、業界用語って難しいですね。
では「Aチャメ、Bチャメってなんだろう?」って思っている方の疑問が晴れれば幸いです!
「ホテルの業界用語/記事一覧」
https://kawashimablog.com/yufuin/?cat=1458
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