消費者への還元率は原則5%、大企業フランチャイズチェーンは2%になります
宿泊費を現金のみでやり取りされている方、もしくは今後キャッシュレス決済を導入しようとお考えの方へ。
【キャッシュレス決済とは?】
現金を使わない支払い方法のことです。 身近な例でいえば、クレジットカードや電子マネー、デビットカードなどが当てはまります。 最近よく耳にするスマホ決済、QR決済もキャッシュレス決済の一つです。
ホテルは割とキャッシュレス対応されていますが、地方の旅館・民宿では現金オンリーのトコロが多いのが現状ですよね。
そして2019年10月より行なわれる、経産省が示す「キャッシュレス決済内定業者」って聞いた事ありますでしょうか?
現在 上記の14社が内定しており、今後も協力事業者は今後も増える見込みです。
※なお「楽天の汎用サービス」ですが、楽天のサービスが包括的に含まれ、楽天Payも含むと目されています。
コチラの国内の「キャッシュレス決済内定業者」ですが、なんと決済業者が手をあげて申請する仕組みとなります。
そうして内定した業者は 2019年10月〜2020年6月末の約9ヶ月、消費税率引上げ後の一定期間に限り、中小・小規模事業者によるキャッシュレス手段を使った場合、ポイント還元・割引がされます。
(「キャッシュレス決済の還元」に対し、来年度予算案で2,798億円を計上)
ちなみに消費者への還元率は支払額の原則5%で、大企業フランチャイズチェーン傘下の中小・小規模事業者の店舗での購買の場合は還元率は2%となり、協力事業者のポイントを通して還元されます。
それに今回、経産省が定める中小・小規模事業者への手数料上限が3.25%になっていますので、基本的に決済手数料は3.25%以下となります。
今回内定したQRコード4社を比較
▶決済手数料
今注目の「キャッシュレス決済内定業者」に QRコード決済会社が4つ含まれていましたので、現在の手数料をちょっと比較してみましょう。
PayPay:無料(導入開始より3年間)
LINE Pay:無料(2021年8月以降2.45%)
楽天ペイ:3.24%
Origami Pay:3.25%
こうやって見ると、PayPayはホテル・旅館にとって有り難いですね。
決済手数料は、中小小売り店には負担となることから、経済産業省が決済事業者に引き下げを喚起する方向で動いています。
▶QRコード4社の標準還元率
QRコード支払いをした時の4社の標準還元率は次のようになります。
PayPay:0.5%
LINE Pay:3.5~5%(2019年7月末まで)
楽天Pay:0.5%(200円ごとに1ポイント)
Origami Pay:0%
この標準還元率に、政府のポイント還元がオンされるカタチとなります。
これに関してはまぁ各社キャンペーンを随時行っているので、絶えず変動してますけどね。
さいごに
今回注目すべきは「LINE Pay」と「PayPay」かな?
これはやっていて損はないって思うのです。
何故かと言うと、「LINE Pay」は「WeChatPay(微信支付)」と。
「PayPay」は「ALIPAY(支付宝)」と連携しているからです。
こうなると中国市場にも対応できそうかな?
なのでこれを機に、是非ホテル・旅館でも、キャッシュレス決済に対応して損はないでしょう。
消費税10%がいよいよ半年後に迫っております。
きっと増税になり、宿泊施設にとってしばらくはキャッシュレスによる宿泊客へのキックバックが一つのポイントになったりしそうです。
なのでそれに対応すべく、支払い周りの対応が急務となりそうですので、早めに対応しておきましょうね。
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