会社の信用を失いそうと思ったり…ベンチャーならではのスピード感と賞賛すべきか否か?
約一ヶ月前の話なのですが、2018年11月 フリマアプリの株式会社メルカリの(https://www.mercari.com/jp/)の100%子会社である株式会社ソウゾウが、旅先の思い出を共有するアプリ「mertrip(メルトリップ)」をローンチした記事を書かせて頂きました。
メルカリがひっそりと「旅のストーリー共有アプリ」mertrip(メルトリップ)をリリース!
https://kawashimablog.com/yufuin/?p=26651
【mertrip(メルトリップ)とは?】
自分が撮った写真から自動で旅のストーリーが作れるアプリです。
旅行先などで撮影した写真を撮影時間や位置情報などから旅程を自動でまとめてくれます。
あのメルカリが遂に旅行関連事業参入すると聞いて結構期待していた人もきっと多かった事でしょう!
しかしながら2018年12月20日、オープンβ版として提供している旅のストーリー共有アプリ「mertrip」のサービスを2019年1月31日で終了することを発表しました。
はやーっ…オシャレなイメージのアプリでしたが、なんとなくInstagramと比べても優位性を持った普及が進まなかったイメージだったかな?
今回、残念ながら3ヶ月程度でのサービス終了となりました。
メルカリの出てくるサービスがことごとく撤退する理由が気になる
先日メルカリの英国(イギリス)事業撤退のニュースもあったりしましたが、個人的にはmertripも ちょっとサービス停止が早過ぎるんじゃないかと思ったりする訳です。
ちなみにソウゾウは、2018年7月に「メルカリNOW」「teacha」「メルカリ メゾンズ」のサービスの終了を発表。
teachaに関しては2018年4月のサービスリリースから、わずか4ヶ月というタイミングでの終了でした。
メルカリグループと言えども、新サービスの立ち上げは難しいのか?
確かにメルカリの既存事業とmertripには全く親和性がなく、今回ゼロベースでの立ち上げでしたので やっぱり旅行体験紹介だけだと難しかったのかも?
それ以外にも この事業をこれ以上前に進められない事情があったのか。
そもそも3ヶ月後の未来を推測できなかったのか。
それにしても こう言う事を頻繁に繰り返していても社内の士気は下がらないのかなって思ったり。
最近の動きを見て、思う事は色々ある訳で…。
メルカリのチャレンジ精神とtry & error。
それ自体は良いのだけれども、サービス終了が相次いでいますので 今回も何を意図として立ち上げられたのかが気になるトコロではあります。
仕事はボランティアではありませんし、撤退の判断基準が計算出来てないと負債が増えるだけですからね。
さいごに
OTA(宿泊予約サイト)やメタサーチ(比較サイト)と違って この類のサービスはお金になりにくいので、事業継続性に懸念があったのかな?
もしくは普段遣いする感じでも無いので、マネタイズが難しかったのかも?
株式会社ソウゾウなだけに、今色んな想像と妄想がボクの頭の中で蠢(うごめ)いていおります。。
個人的に素人目線ながら、優秀な人たちが丹精込めて作り上げたであろうプロダクトが いとも簡単に次々に消失するのは、なんだか勿体無いような気持ちではあります。
もしくは 明確な方向性も無いのに無理に人材を集めて、チャレンジと称してお金を投じて色々やっていたのであれば…あまりにも軽率な感じも見受けられます。
もちろん今の世の中 当たる新規事業なんてそう簡単には無いのは分かりますが、数打ちゃ当たる戦法で短期間でローンチと撤退を繰り返してると、今後メルカリが新しいサービスを立ち上げても「またすぐ撤退するから」って言うイメージが定着してしまいそうですね。
今後どんなビジネスをしても良いとは思いますが、メルカリはしばらくは信用と信頼を築いていった方が良いのでは無いかって勝手に思ったりしました。
今回のニュースを聞いて、宿泊業界でお勤めの方はどう思われましたか?
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