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【宿泊予約の次の主役はAI?】Booking Holdingsが進める5つのAI戦略とは

この記事の要点

対象
旅行予約におけるAI活用を知りたい宿泊施設
要点
Booking Holdingsの5つのAI戦略から、予約の入口や施設情報の伝え方の変化を考えます。
まずやること
施設情報・宿泊条件・写真などの案内が、予約サイトや自社サイトで一致しているか確認します。

5つのAI戦略を並行で試しているようです

Booking.com、Agoda、Pricelineなどを傘下に持つ世界最大級のオンライン旅行企業、Booking Holdingsが現在、旅行予約に関する複数のAIプロジェクトを同時並行で進めていると発表がありました。

【「Booking Holdings」とは?】
世界最大の売上高と宿泊予約数を誇るアメリカの巨大オンライン旅行会社(OTA)です。


注目したいのは、1つのAIにすべてを集約するのではなく、複数のサービスで異なる形のAIを試しているとのことですね。 



どんな感じになるのでしょうか?
では気になる5つをチェックしてみましょう。

▶︎Priceline

PricelineではAI旅行アシスタント「Penny」を展開。旅行者が自然な言葉で希望を伝えると、航空券や宿泊先を比較しながら提案し、会話の流れの中で予約まで進める仕組みを強化しています。

▶︎Booking.com

Booking.comでも「AI Trip Planner」をはじめ、口コミの要約や宿泊施設に関する質問への回答など、生成AIの活用を広げています。

▶︎agoda

さらにagodaでも独自のAI旅行プランナーを開発中。グループ内で同じAIを共通利用するのではなく、それぞれ別の形で検証している点が面白いところです。

▶︎Lola

そしてもう一つ注目されているのが、AIを前提としてゼロから旅行サービスを作る「Lola」です。

従来のOTAのように、条件を入力して検索結果から宿を選ぶのではなく、「今週末、どこか暖かいところに行きたい」とAIに相談すると、ホテルだけでなくレストランやイベントなども含めて提案し、そのまま予約や決済まで進めていく。

つまり、AIそのものが旅行予約の入口になるという考え方です。

▶︎名称非公開の西海岸AIプロジェクト

Booking Holdingsが別枠で動かしているAIネイティブ企業。現時点では詳細非公開で、スタートアップのように独立して開発しています。

詳細

これまで旅行者は、楽天トラベル、じゃらんnet、Booking.comなどを開き、エリア・日付・人数を入力して宿を探してきました。

しかし今後は、「子ども連れで、温泉があって、空港からアクセスしやすい宿を探して」とAIに相談し、その回答の中から宿泊先を選ぶ人が増えていくかもしれません。



ただし、現時点ですぐにOTAがAIに置き換わるわけではありません。
AI経由の予約はまだごく一部であり、料金比較や決済、予約変更、トラブル時の対応など、旅行者がOTAに求める「安心感」も非常に重要です。

それでも宿泊施設側として、今から意識しておきたいことがあります。
それが、「AIが自施設を正しく理解できる情報を用意しておくこと」です。

たとえば、「露天風呂付き客室があります」だけではなく…

「カップルにおすすめ」
「小さなお子様連れでも利用しやすい」
「駅から徒歩5分」
「地元食材を使った会席料理」
「大分空港から車で15分」

など、誰に、どんな滞在を提供できる宿なのかを具体的に整理しておく。

公式サイトやOTAの商品ページにある情報が曖昧であれば、AIもその宿の特徴を正確に理解できません。

これまで宿泊施設のWEB販売では、

「検索順位を上げる」
「写真を良くする」
「プラン名を工夫する」
「口コミ評価を上げる」

といった施策が重要でした。

今後はそこに、「AIに理解され、提案されやすい情報になっているか」という新しい視点が加わってくるのかもしれません。

さいごに

「検索される宿」から「AIに提案される宿」へ。

まだ大きく変わったわけではありませんが、Booking Holdingsが複数のAIプロジェクトを同時に走らせていることを見ると、宿泊予約の入口がこれから変わっていく可能性は十分にありそうですね。
今後もBooking Holdingsの動きに要注目です!


【Booking.com関連の記事一覧はコチラ】
https://kawashimablog.com/wp01/?cat=33

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1975年生まれ、福井県高浜町出身・大分県国東市在住。旅館のフロント業務とWEB販売の経験を活かし、旅館・ホテルのOTA運用、料金・在庫設定、宿泊プランの見直しを支援しています。大切にしているのは、現場で無理なく続けられること。お宿の状況に合わせて、一緒に改善を考えます。

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