九州ふっこう応援割

まずは九州各県で始まった「九州ふっこう応援割」第一弾が終了。その後どう売る?本当の勝負はここからです【前編】

応援割の中盤こそ、本当の販売力が問われます

「九州ふっこう応援割」が始まってかなり予約が動いた施設も多かったと思います。
特に高単価施設にとっては、すさまじく恩恵があったように感じたのでは?

【「九州ふっこう応援割」とは?】
地震などの災害による観光需要の落ち込みを回復させるため、国や自治体の支援により旅行・宿泊料金の割引を適用する観光復興支援事業です。


普段の何十倍の予約が一気に入ったり、少し高めの料金でも動いたりと「やっぱり割引の力は大きいなあ」そう感じた宿もきっと多かったと思います。

ただ、ここから少しずつ状況が変わっていくことでしょう。



OTA経由の「九州ふっこう応援割」はひとまず落ち着いてきました。

一方で、電話予約や公式サイト経由の予約については、まだ使える予算が残っているケースもあります。
つまり、完全に終わったわけではありません。

まだ使える枠があるのであれば、そこはしっかり活用していきたいところです。



ただし同時に考えておきたいのが、九州ふっこう応援割がなくなった後、どう売っていくのか?と言うことです。

「九州ふっこう応援割」が落ち着いたら、予約が弱くなるのはある意味自然

大きな割引があると他県に旅行を考えていた人や、本来もう少し先(例えば2027年とか)に旅行しようと思っていた人が、前倒しで予約することがあります。
そのため、応援割が落ち着いた後に「急に予約が入らなくなった」「動きが鈍くなった」と感じることは十分にあります。

でも、そこで慌てて「じゃあ全部安くしよう」と考えるのは少し待った方がいいと思っています。需要がなくなったのではなく、需要を先に使ってしまっただけという可能性もあるからです。

まずは一律値下げをしないこと

最初に見ておきたいのは日別の予約状況です。
例えば土曜日はそこそこ埋まっている。でも火曜日、水曜日は弱い。そんな状況なら、土曜日まで値下げする必要はありません。弱い日だけ対策すればいいんです。

例えば、平日限定プラン、連泊割、早割、直前割、素泊まりプランなどを使って弱い日だけ調整する。大事なのは理由のない値下げをしないこと。

「売れないから安くする」ではなく「この条件なら少しお得です」という売り方に変える。これだけでもかなり違ってきます。

まだ使える応援割は、最後までしっかり活用する

もちろん、電話予約や公式サイト経由でまだ「九州ふっこう応援割」を使えるのであれば、そこはしっかり案内していきたいところです。公式サイト、電話予約、SNS、LINE公式アカウントなど、自社の導線で「まだ応援割が使えます」ということを伝える。

OTAだけを見て「もう終わった」と思ってしまうのは、少しもったいないですよね?

まだ使える予算はしっかり使いながら、その一方で、応援割終了後の通常販売の準備も始める。今はその切り替えのタイミングなのかなと思っています。

さいごに

割引がある間は「安い」ということ自体が予約する理由になります。でも割引がなくなれば、その理由は使えません。そこで必要になるのが、その宿に泊まる理由です。

料理なのか、温泉なのか、景色なのか、貸切風呂なのか、立地なのか、接客なのか。それを写真やプランタイトル、プラン説明でちゃんと伝えられているか?ここを見直すことが大事です。

料金を下げる前に、写真を1枚変えた方が売れることだってあります。プランタイトルを少し変えるだけで反応が変わることもあります。だから値下げは最後でよいかと。

まず数字を見る。
弱い日だけ対策する。
まだ使える「九州ふっこう応援割」はしっかり使う。
そして、その先の通常販売へ少しずつ切り替えていく。

「九州ふっこう応援割」が落ち着いてきた今からが本当の勝負です。

では次回は「九州ふっこう応援割」で来てくれたお客さんを、どう次の予約につなげるか。そのあたりを書いてみたいと思います。



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