Yanoljaとしては今回初の海外展開となります
3月7日、民泊事業を手掛ける楽天LIFULL STAY(https://www.rakuten-lifull-stay.co.jp/)は、韓国で宿泊施設予約プラットフォームを提供する「Yanolja(ヤノルジャ)」と民泊事業で業務提携すると発表がありました!
▼Yanolja(ヤノルジャ)
https://www.yanolja.com/
【Yanoljaとは?】
現在1万7000軒を超える宿泊施設とパートナー契約を結んでおり、宿泊予約用アプリ経由の2017年の売上高は650億ウォン以上に上るとのこと。
サムスン電子の前CEOであるジン・デジェ氏から、600億ウォン以上の資金調達も実施している。
これにより、6月に開設予定の民泊サイト「Vacation STAY」(仮称)に掲載する日本国内の民泊物件をYanoljaに供給する事になり、韓国の旅行者はYanoljaのサイトを通じて日本の民泊施設を予約可能となります。
いやー、楽天のグルーバル展開、攻めますね〜。
ちなみに韓国人の20〜30代で、楽天を知らない人はいないくらい有名みたいですよ。
Yanoljaについて
Yanoljaのサイト利用者は、家族や友人などのグループ単位で民泊施設を多く利用する傾向があると言います。
なお、本提携を通じてYanoljaは、出張・家族旅行・観光など様々な目的で日本を訪れる韓国の旅行客に対し、各利用者のニーズに合った宿泊施設を揃える予定との事。
日本政府観光局(JNTO)が発表した2017年の訪日外客数によると、2017年の韓国からの訪日旅行客は700万人を超え、中国に次いで2番目に日本への旅行客が多い国となっております。
今回の提携により、韓国からの訪日客の拡大に更に貢献しそうですね!
両社は今後、韓国からの訪日旅行客に向けて共同でマーケティングを行っていくようです。
楽天LIFULL STAY、3月15日より民泊物件の登録受付を開始します
楽天LIFULL STAYは、3/15よりオーナー登録が開始され、6月中旬にはプラットフォームにて販売開始予定です。
「Vacation STAY 事前登録受付」
https://www.rakuten-lifull-stay.co.jp/vacationstay.html
事前登録をしたオーナーには、サービス開始時の連絡や物件の申請や運用に関するセミナー情報、その他キャンペーン情報等を送ってくれます。
楽天LIFULL STAYは昨年2017年3月の会社設立以降、「Booking.com」「HomeAway」「途家」「AsiaYo.com」と言った、民泊・宿泊予約サイトを運営する海外企業との提携を進めてきました。
今回の「Yanolja」提携含め、海外ユーザーはこれらのサイトを通じて「Vacation STAY」(仮称)に掲載する国内民泊施設を予約できるようになります。
※在庫連携は、サイト開設時より順次開始予定。
また掲載する民泊物件については、民泊新法・特区民泊、または簡易宿所営業許可など必要な法令に基づき届出が受理されている物件のみを扱います。
合法かつ安心・安全な民泊環境を推進していくことで、民泊マーケット全体の健全化と拡大を図っていくとの事です。
さいごに
楽天LIFULLの動きを見ていると 自身で世界に打って出る感じではなく、世界に対しては自分の名前(楽天ブランド)にこだわらず、他社とがっつり提携することで実を取ると言うビジネス展開なのでしょう。
そして実際にサービスが開始されれば、airbnbと比べてどうなのかって言うのも気になるトコロです。
今年の9月に楽天トラベルも海外サイトのように生まれ変わりますが、トラベル事業自体がグローバル提携をかなり意識していると言ってよいのかも?
2018年6月に住宅宿泊事業法(民泊新法)が施行されるまでに、こう言うニュースが今後更に増えそうですね。
日本でも「民泊」が徐々に宿泊施設の1カテゴリーになっていく感じがします。
消費者にとっては選択肢が増えて嬉しいかもですが、旅館・ホテルにとってはなんとなく息苦しい状況になっていくのかも?
では引き続き民泊の動向を追っていきますね。