こんにちは!予約サイトが大好き♪
宿泊予約サイトマーケッターの大分県・湯布院の川嶋(@maidokawashima)です。
さて、今日のテーマは、
乱立するクーポンによる各OTAの囲い込みに、宿泊施設は少しゲンナリ
消費税も上がった影響もあってか、最近体力のある各OTA(オンライン・トラベル・エージェント)はこぞってクーポン施策に乗り出していますね。
ユーザーも消費税分をカバーするために、クーポンでなんとかしたいって言うのは分かります。
そんな中、特に楽天トラベルは…。
クーポンの種類が豊富で、しかも楽天原資のクーポンから施設原資のクーポンまでたくさんあります。
宿泊施設様含め楽天トラベルのITCまで複雑過ぎてよく分かっておらず、施設様へのアピールが充分に出来ていないのが現状なのでは無いでしょうか?
つい数年前はGROUPONやポンパレなどのフラッシュマーケティングが流行っていましたが、最近のこのクーポンの波は楽天が作ったんじゃないかと思っています。(もちろん、楽天だけのせいではありませんが)
そしてこのクーポン施策のメリットですが、間違いなく宿泊施設様に辿り着く可能性と予約成約率(予約に転じる転換率)は上がり、キャンセル率は若干ながら下がるでしょう。
ただ、るるぶやじゃらん・reluxのような宿泊予約サイトの負担なら良いのですが、デメリットとしまして楽天トラベルはとにかく施設様負担のクーポンが多いです。
例えば21,600円の宿泊を、楽天トラベルで1,000円のクーポンを使われた場合(手数料が8%の場合)
まずは、21,600円にかかっている消費税8% 1,600円をマイナス
20,000×手数料0.08=1,600円←※楽天トラベルへの手数料
1,000円クーポン利用で宿泊者は20,600円で宿泊出来る
結果楽天トラベルで予約された場合の宿の利益は、19,000円です。
(-2,600円で、手数料に換算すると約12%にあたります)
※これにアフィリエイト手数料もかかってしまうと、正直腹が立ちますね。
楽天トラベルは、一昔前のような高価な広告商品は減ったものの、間違いなく今はクーポン施策にシフトしています。ただ、施設様原資のクーポンは使われなかったら無料で露出が出来るメリットも、もちろんあります。
まとめ
私は値引き・値下げは嫌いですが、今までクーポンとポイントには割りと大目に見て来ました。ただ、最近の各OTAのクーポンのお誘い・FAX・メールがかなり多く、正直どこももう辞めて欲しいぐらいです。
でも走りだしたからには、それが当分は無くなることはないと思いますので、宿側もしっかりどう言うモノなのかを見極めてから購入していきたいですね。
この調子ですと、そこそこ部屋数がある施設様は将来的には手数料はかからないものの在庫を共有しないといけないじゃらんのホームページダイレクトや楽天のR-withを辞めて、自社予HPの自社予約フォーム(予約番や予約プロ)への誘導を視野に入れた方が良いと思います。
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