黒船的・海外OTAの存在感が増す中、クーポン施策で対抗しようとされていますが…
先日久し振りにるるぶトラベル(https://rurubu.travel/)のページを見てみたのですが、TOPページ上部はどこもかしこもクーポンだらけで ちょっとビックリしました。
昔はこんなんでしたっけ?(苦笑)
【るるぶトラベルとは?】
i.JTBが運営する、日本国内の宿泊施設に関するオンライン予約を取り扱うウェブサイト。 当初はe-Hotelという名称であったが、2007年3月のサイトリニューアルとともに現在の名称に変更しました。 日本国内のホテル契約数は、楽天トラベル、じゃらんnetに次ぐ第3位です。
更に施設ページに進んで行くと…
なんか右側にもクーポンの案内が出現っ!?
うーん、るるぶトラベルは微妙にクーポンコードやパスワードを入れなきゃいけないのが ちょっとメンドイかな〜っ?
それにこの割引額って、恐らくるるぶトラベルが負担するのでしょう。
最近ではマイナビトラベルやじゃらんnetのプレミアムフロイデーなど、実はボクのBlogでもクーポンの記事を書く事が多いです。
楽天トラベルなんかも、今年はITCの方の「宿クーポン推し」が凄かったです。
※手数料が3%UPするので、ボクはあまりオススメしませんが。
ボクがクーポン記事を書く理由は、もちろんカスタマー(顧客)がお得に旅行出来る事に越したことはないのはもちろん、宿泊施設の現場の方にもしっかり把握して欲しいと言う想いからです。
でもこのクーポン施策っていつまで続けるのでしょうかね?
クーポンが無いと宿泊されない様な販促はいかがなものか
コレはどのOTAの方にも、宿にも物申したい。
消費者にとって、クーポン利用は確かに有り難いモノです。
でもその値引き分の負担を宿泊施設がするように持っていくような事は、あまりしないで欲しい。
実はどのOTAも、宿泊施設の気づかぬ内にそちらの方向へシフトして行っております。
るるぶトラベルも来年4月に手数料が8%⇒10%になりますが、このクーポン負担分を捻出する為のしわ寄せが手数料UPなのであれば、本末転倒です。
そして各OTAで目立つ位置の広告や導線が、宿の個性や素晴らしさを無視した値引きクーポン一辺倒みたいな事が これからの販促と言うのであれば、なんと寂しい事か。
本来、魅力のある宿を紹介する為のモノとはかけ離れ、広告と化している。
こうなると資本力の無い宿泊施設は淘汰されてしまう事でしょう。
さいごによくお考えください
宿泊業だけではないのですが、本当のトコロこう言うモノ(クーポン)があろうと無かろうと、ちゃんと集客出来るシナリオや宿作り・発信等をコツコツしていかないといけないと思うんですよね。
それにOTAの営業の方も、上司からクーポンクーポン言われ過ぎて、自身も施設側に電話やメルマガで言い過ぎて、結構疲れてるんじゃないかな?
それに施設側は山のように来るクーポンのFAXを目にしても、全てを把握出来ずにマヒしています。。
なので最終的にはクーポンがあろうとなかろうと…結局は自社の魅力を磨き上げて、しっかり集客して行ける基板作りが最善だなと感じます。
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