平均リードタイムを把握して戦略的な販売を
宿泊施設を運営する上で、常に意識しておきたい重要な業界用語が色々ありますが、「リードタイム(lead time)」もその中の一つなんじゃないでしょうか?

今回は、宿の経営や販売戦略に直結するこの言葉について、改めて基本からおさらいしていきましょう。
【「リードタイム」とは?】
ホテル業界におけるリードタイムとは、「お客様から予約を受けた日から、そのお客様がチェックインするまでの日数」のことを指します。
例えば、宿泊の前日に予約が入った場合はリードタイムが「1日」、3ヶ月前に予約が入った場合は「90日」となります。一般的に、直近の予約は「リードタイムが短い」、先々の予約は「リードタイムが長い」と表現されます。
リードタイムが長い予約で先の客室が埋まっている状態は、宿にとって今後の売上予測が立てやすく、安定した経営につながるため非常に有難いものです。
そのため、早くから予約を確定させてくれるお客様は、宿泊施設にとって「優良顧客」と言えます。
顧客属性や宿泊目的による傾向の違い
このリードタイムは、ターゲットとするお客様の層や宿泊目的、国内・海外といった種類によって大きく傾向が異なる傾向にあります。
リゾートホテル(レジャー客): 休暇の計画を早めに立てるため、リードタイムは長くなる傾向があり、平均3〜4ヶ月(新婚旅行などはさらに早期)となります。
ビジネスホテル(出張客): 急な予定変更も多いため、リードタイムは短くなる傾向があり、2週間前から当日予約が中心です。
インバウンド(訪日外国人客): 航空券の手配と同時に動くため、日本人観光客に比べてリードタイムが長く、宿泊日数も長いのが特徴です。
さいごに
自施設の「平均リードタイム」を定期的にチェックすることは、今後の予約の伸びを予測する重要な判断材料となります。
最近では社会情勢や直近の観光支援策の影響で、全体的にリードタイムが短縮化し、直近予約が増える(先々の予定が組みづらい)傾向にあります。
だからこそ、施設側から先々仕掛けるアプローチが欠かせません。
先の予約を確実に囲い込むために、「早割プラン」などを有効に活用し、戦略的な販売を進めていきましょう。
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