キャンペーン終了後も「また九州に行きたい」と思ってもらえるキッカケ作りが一番重要だと感じます
前回の続きです。
【要注意】「九州ふっこう応援割」で何が起こる?宿泊施設が警戒したい10の問題と意外な副作用 Part.3
「九州ふっこう応援割」の対象サイトがまだ未発表だったり。
需要爆増によるオーバーブッキングの懸念。
9月の旅行控え等、決して良いことだけではない事も視野に入れておきたいトコロです。
【「九州ふっこう応援割」とは?】
地震などの災害で落ち込んだ観光業を支援するため、国や自治体が旅行代金の一部を補助・割引する観光復興支援制度です。
では今日でラスト。
「九州ふっこう応援割」が始まると起こりそうな事案をチェックしましょう。
10.実は「九州の外」にも影響する?
例えば「10月は山口県へ旅行しよう」と思っていた人が、「九州なら50%OFFになるらしい」と知れば、旅行先そのものを九州に変更する可能性があります。
特に福岡と近接する山口県・下関などは、旅行先として比較されやすい地域です。
四国も同様で、愛媛などから大分へはフェリーで移動できます。
つまり今回の施策は、九州の観光需要を新しく生み出すだけではなく、周辺地域から旅行需要を九州へ移動させる可能性もあります。
「下関に泊まろうと思っていたけど、50%OFFなら隣の北九州・福岡に泊まろう」
という旅行者が出れば、九州側はプラスでも、山口側にはマイナスです。
これは九州復興を目的とする以上、ある意味では避けにくい「副作用」とも言えそうです。
宿泊施設にとっては「売れる」だけではなく「忙しくなる」キャンペーン
九州ふっこう応援割は、九州の観光業にとって非常に大きな追い風になることは間違いありません。
実際、熊本地震によって九州全域で宿泊キャンセルが多数発生しており、観光庁も「九州地方の観光復興をいち早く遂げる」ことを目的に今回の施策を打ち出しています。
ただし宿泊施設側から見ると…
予約増加
↓
問い合わせ増加
↓
予約取り直し
↓
キャンセル処理
↓
在庫管理
↓
フロントでの説明
↓
スタッフの業務負担増
という流れも十分に考えられます。
だからこそ、施設側は「販売開始」を待つのではなく、今のうちから、
- 既存予約をどう扱うのか
- 対象プランをどうするのか
- 価格設定をどうするのか
- OTAごとの販売方法をどうするのか
- 予約取り直しにどう対応するのか
- FAQをどう作るのか
- 在庫管理をどう徹底するのか
をある程度決めておく必要があるでしょう。
さいごに
「50%OFFだから売れる」だけではなく、「50%OFFだからこそ起こる問題」まで考えておく。
これが今回の「九州ふっこう応援割」を上手に活用するための、宿泊施設側の重要なポイントになりそうです。
そして何より、今回の制度が九州の観光需要を一時的に押し上げるだけではなく、キャンペーン終了後も「また九州に行きたい」と思ってもらえるキッカケになることを期待したいトコロです。
そう言う意味でも宿公式のSNSにフォローを誘導し、その施設のことを忘れられないようにして行くことも重要になりそう。
「問題は割引後の世界です」
今回のような割引がなくても九州に再訪していただけるように…今からあれこれアイディアを出し合ってお出迎えされると良いでしょうね。
【「九州ふっこう応援割」関連の記事一覧はコチラ】
https://kawashimablog.com/wp01/?cat=3250
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