【知ってて得するホテルの業界用語】実は和製英語の「スイートルーム」について調べてみました

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「スイートルーム」の「スイート」は”甘い”という意味ではありませんのでご注意を

今回は「スイートルーム」に関して、です。

なんとなく「ランク最上位の客室」とか「新婚カップルが宿泊するための特別なお部屋」として「sweet」だと勘違いしている日本人も多いのではないでしょうか？

実は英語では「suite（スウィート）」の事を指し、甘い「Sweet」部屋という意味ではないのです。

スペルは違えど発音がほぼ一緒なので間違えそうですね。
ではスイートルームについて改めて調べてみましょう！

「Suite」の語源・定義

宿泊施設のルームタイプの一種となります。
なので「シングルルーム」や「ダブルルーム」と同じで、ホテルの客室の構造・形態の一つを表しております。

実は「一続き」「ひとそろい」「一組」「一式」を意味する英語の「Suite」から造られた和製英語で、厳密に言うとSuite of roomになります。

なので通常suiteにroomは付けません。海外では「suite」1語だけで表記されます。
（例：Executive Suite等）

「Suite」の特徴

元々は1部屋にベッドルーム・リビングルーム・ダイニング・キッチン・応接間が全て別々で独立している（続いている）客室の事を指してます。

ですが、日本国内のホテルでは一般的に「ランクの高い部屋」「ハイクラスな客室」みたいな意味合いで使われております。

なので「スイートルーム」はホテルの核を決定づける非常に重要な要素の一つになっており、ラグジュアリーホテルはとても力を入れているのではないでしょうか？

なお、お部屋の広さだけではなく用意されているアメニティは高級ブランド品である場合も多く、家具やアートも特注品であったり。
トイレやバスルームもスタンダードルームより広くゆったりと取られている場合が多いです。

それにサービス面においてもワンランク上のサービスを提供していたりするトコロもあります。

※画像提供：太良岳温泉蟹御殿様

さいごに

「恋人や夫婦が泊まる甘いムードの部屋」があながち間違いではないのですが、日本語で訳すと「続き部屋」と言う意味になったりします。

一般の旅行者がそこまで深い意味まで知らなくても良いのですが、ホテルの現場で働かれている方はその意味合いやスペル等間違えないようにしたいトコロです。

でも「スイートルーム」を予約したら、宿泊当日までどんなお部屋なのか？チェックインするまでテンション上がるのはボクだけではないハズです（笑）

ではホテルの現場の方は、客室名称を決める際の参考になれば幸いです！

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この記事を書いた人
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川嶋雄司

代表取締役：（株）旅月

1975年生、福井県高浜町出身。21歳の時九州〜福井を自転車旅行した際、大分県湯布院町が気に入りそのまま移住。現在は大分県国東市在住。大分県を中心に山形・茨城・大阪・佐賀県・熊本県など、全国各地の旅館やホテルのネット集客のコンサル・WEB集客のサポートを展開中。特にサイトコントローラー（手間いらず.NET・ねっぱん！＋＋・TL-リンカーン）に重きを置き、現在国内外の宿泊予約サイト・自社ブッキングエンジンを使い多角販売をサポート。以前旅館で勤めていた経験を活かして宿泊施設様のお悩みや痒い所にお応えし、旅館・ホテルの売り上げUPに繋げております。