小規模施設様・ネット担当者にとっては結構有難い存在のホームページダイレクト
旅館やホテルの自社予約システムは何をお使いですか?
予約番・予約プロ・ダイレクトインなどの有料の宿泊予約システムをお使いの施設様も結構いらっしゃると思いますし、楽天トラベルやじゃらんnetが提供する無料の予約システムを導入されている施設様も多いかと思います。
正直、どちらが正しいとかは無いですね…。担当者の好みとかもあるでしょうし。
ただなんでもそうですが、どう言ったシステムなのか?ちゃんと把握された方が良いと思います。
そしてホームページダイレクトは、よく楽天トラベルが無料提供するR-with(アールウィズ)と比較対象になりますが、今回じゃらんnetが無料提供するホームページダイレクト・サービス(HPDS)について書きたいと思います。
ホームページダイレクトとは?
じゃらんnetが提供する、自社公式サイト向け宿泊予約システムです。リクルートライフスタイルと契約していれば、導入費・月額費が完全無料で利用出来ます。予約FAXのフォーマットもじゃらんnetとほぼ同じです。
特に自社宿泊予約システムに費用を掛けたくない施設様向けのシステムと言えます。
在庫をじゃらんnetと共有する為、じゃらんnetに在庫販売しないと自社でも販売されないカタチになります。
もし自社の予約システムが有料の予約番や予約プロなどの場合、もちろん月々のランニングコストも掛かりますし予約フォーム作成などで一手間掛かります。
ホームページダイレクトやR-withは、その辺わずらわしさが無いし利用料もかからないので、逆に有難いと思う方も多いと思いますね。
では今回、オンライン決済が可能になりました、じゃらんのホームページダイレクトについて楽天トラベルのR-withとの比較も織り交ぜて色々書いてみたいと思います。
【良い所】
・現地決済予約は手数料が完全無料。
・2015年1月26日より、カード決済開始!カード手数料はじゃらんnet同様の2%です。(R-withのカード手数料は4%)
・カード決済は365日、先々の予約も確保出来ます。(R-withのカード決済は90日以内しか予約取れません)
・じゃらんnetと在庫を一元化出来る、予約フォーマットもじゃらんとほぼ一緒なので管理が楽。
・販促サポートパック導入施設は、予約フォームでじゃらんのフォトギャラリーが見れます。
・じゃらんnetと同様のプラン、もしくは在庫共有していれば「自社専用プラン」販売も可能に。(自社のみで販売したいプランのセグメントも出来ます。)ちなみにR-withは楽天トラベルは「自社専用プラン」の販売は出来ません。
・有料の自社宿泊予約システムと違い、スマホ版も無料で利用出来る。
【短所】
・じゃらんnetと在庫を共有する為、繁忙期に自社のみの販売が出来ません。
・予約フォームのデザインやシステムがじゃらんnetとほぼ一緒な為、「自社の予約を辞めて、ポイントが貯まるじゃらんから予約しよう」っと言った感じで、じゃらんに流れやすい。
・ホームページダイレクトでお子様を含めた販売をしたい場合、じゃらんnetも同様にお子様の販売が出来るようにしないといけない。(じゃらんではお子様不可、ホームページダイレクトはお子様の販売OKって言うのが無理です)
・別注料理・オプション販売が出来ない。
まとめ
お盆、正月、GW、ハイシーズンの休前日など、放っておいても売れる繁忙期は事前カード決済のみで販売したい所ですが…こう言う日を今後どう売っていくか?
高単価で客室が多い施設様はホームページダイレクト・R-withなどを使わずに、自社の予約システムを有料のシステムに変えた方が良いと見ています。(ちなみに楽天トラベルのアロットメント・手数料が気になる方は迷わずR-withでしょう)
有料の自社の予約システムを導入し、オプションのスマホ版の予約フォーム導入・事前カード決済も出来るようにし、万全の体制にする場合のランニングコスト・手間も考えても、そちらの方が長い目で見て利益率が高いでしょうね。
やっぱり売れる日はサイトコントローラーで自社のみで売ると、より効果的ですよ。
その際に宿泊予約サイトに通常かかるべき手数料分を考えて、自社販売を最低価格保証(ベストレート)にしても、その方が利益率はかなり高いですね。
ようは、ホームページダイレクトがどう言うモノなのか?宿泊施設側もちゃんと理解して使うべきでしょう!
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