ネットを使うのが一番便利と感じる次の世代をどう捉えていくのか?
先日、JTBの事で興味深い記事がありました。
[blogcard url=”http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170526/k10010996391000.html?utm_int=news_contents_news-main_001″]
旅行会社最大手、「JTB」のことし3月期の決算は、利用者が増えているインターネットの予約サイトに押されて、個人旅行の売り上げが低迷し、最終的な利益は前の年度を50%余り下回る大幅な減益となったそうです。
【JTBとは?】
旅行会社の「Japan Travel Bureau(日本交通公社)」の略。
旅行業界では日本最大かつ世界有数の事業規模を有する企業です。
ん〜、インターネットの販売なんて10年前からあっただろうになぁ…
なおこの原因としては、対面販売がメインのシルバー層が減ってきたとか民泊の影響だとか。
いずれにしても、既存の店舗対面がメインのビジネスモデルでは今後うまくは行かないでしょうね。
JTBの強み、みたいなものがないと今後さらに厳しくなる
なお、実際の売り上げと利益はと言うと
「売り上げが1兆2965億円と前の年度より 3.5%減少し、最終的な利益は、52億円と58.4%の大幅な減益」
と言う事なのですが…よーく見ると利益率はかなり低い!結構、薄利多売なんですね。
正直どこにお金が流れてるのか…店舗のテナント代と人件費かな?
売り上げのわずか0.24%が利益ですから、今後は利益率を上げ行くビジネスモデルにシフトチェンジして行かなきゃいけないでしょう。
そうなるとやっぱりネットの割り合いを増したり、AIの導入が今後必須になるかな?
それに旅館・ホテルは、JTBに提供するメリットを。
顧客には、JTBで予約するメリットを。
それぞれにメリットが無いと、今後大手だからと言ってもかなり苦しくなりそうです。
なおJTBは5月26日の決算取締役会で、新役員人事を内定しました。
一部の経営陣の若返りを実施するものの、果たして大きく変化の舵を切れるかがポイントですね!
小さな宿側はリアルエージェントにわざわざ部屋提供しない
旅館やホテルの販売に関しては、明らかに契約数やアロット(部屋在庫の提供)は減っています。
小規模施設に関しては、わざわざリアルエージェントにお部屋をブロックされて提供していてもあまりメリットがないから。それに手数料も高いし。
あと利用者。
JTBのアプリを見て、ちょっとびっくりしました。
レビューがあまりにも辛口で…今はあらゆる人がスマホを使うのに、この状態をそのままにしているのはいかがなモノかなって思います。
これに関して、個人客はもうあまり見ていないかもしれません。
でも法人向けの団体旅行の手配はなんとなくうまく行きそうな気がしますけどね。団体旅行を個人で手配するのは面倒ですもん。
なのでリアル店舗ならではの、人の持つ強みを最大限に生かさないと難しいかな?
一連のニュースを見て、色々書きましたが…今後はJTB従来とは発想を変えた革新的なサービスを提供して行って欲しいなって感じました。
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