利用したアナタの宿をいつまでも覚えてる人はいない。
宿に行って打ち合わせすると、色んな方とお話する機会が多いです。
経営者・支配人・女将・若女将・若旦那・マネージャー・フロント・料理長・お掃除の方・温泉の管理者・予約担当者さんなどなど…
皆さん専門のお仕事を中心にされていて、一生懸命お客様に良いおもてなしをされていらっしゃいますが、小規模な宿ほど仕事の兼任がほとんどです。
旅館では100室以上あるホテルとは違って、一つの事に集中して仕事するって言うのはまずありえません。
それはそれで良いとは思うのですが、これからの時代 どんな施設でも「情報の発信者」がいて欲しいと私は願うんですよね。
そうでもしないと、宿で体験したアレコレを何もかも忘れられてしまう可能性が高いからです。
未だに勘違いが多い「顧客満足度向上」。コレとリピートは全く別モノ
今度関西の方へ仕事で行こうかと思っているのですが、SNSで日々発信してる人には思わず「ご飯でも行かない?」って声かけちゃいました。
宿も一緒じゃないかな〜?
3年前から発信が泊まっている宿よりは、日々発信している宿の方が安心感がありますよね。
どんなに良いおもてなしや とびっきりのお料理を提供しても、しばらく経てば情報洪水の中で忘れられてしまいます。
莫大な情報量の中、忘却といかに向き合うか?
これからの時代、情報発信している宿としていない宿 どちらが忘れられず信用・信頼があるのかって言うのは、言うまでもありませんよね。
まとめ
なんか「こだわり」って誰の為のこだわりなのか?最近よく考える事があります。
それがお客様へ「忘れられなくするこだわり」であれば、素晴らしいと思うんです。
ちゃんとお客様の方向を見ているか?
そして365日、忘れられないようにするにはどうすればよいか?
この視点が欠けていると無駄に広告費がかかったり、新規顧客ばかりを追いかけてしまう事になります。
それよりも一度来られたお客様にはSNSに誘導した方がとってもスマートで、今の時代にあってると思うんですよね〜。しかもほとんど無料だし。
(今ではお手紙やメルマガもお客様にプレッシャーを与えてしまいそうです)
ボクも5・6年、SNSのサポートをしている「猫ちゃんおもてなしの宿 オーベルゼ レ・ボー」のFacebookページ…。
一日二組の小さい宿で、マーケットはニッチな世界かも知れませんが、5・6年毎日発信していると 1回の投稿で「7,000リーチ」行く場合もあったり。
[blogcard url=”https://www.facebook.com/yufuinlesbeaux/”]
ココはSNSでの安売りや売り込みはほとんどなく、猫ちゃん達の日常を主に発信したり、相互コミュニケーションも取ってます。
広告・販促費は0円ですが、Facebookからの発信だけ毎年売り上げは昨対を越えております。
面倒でも遠回りと言われても、ゆるく長〜く長い時間をかけてお客様と関係性を築き上げて行く事が、これからの時代一番大事なんじゃ無いかなって感じますね。
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