第1弾として7月1日~9月30日に九州で宿泊する旅行について、最大70%割引
2016年4月14日以降、熊本県・大分県を中心に相次いで発生した大型地震の影響により、九州地方全体で観光客が大幅に減少しました。
これを受け、菅義偉官房長官が5月11日の記者会見で「九州地方限定で使用できる旅行券」の発行を検討している事を明言。政府の観光戦略実行推進タスクフォースが5月31日に「7月から利用出来る、九州の観光復興に向けての総合支援プログラム」を発表しました。
しかしこの発言により、当たり前ですが6月の九州全域での宿泊予約は更に減少。やっぱり安売りはいけませんね。
でもようやく7/1より、最大7割引きの「九州ふっこう割」が始まります!
【九州ふっこう割とは?】
観光需要回復に向けた対応として、「九州観光支援のための割引付旅行プラン助成制度」の創設を提示。予算約180億円を基に九州7県に交付し、各県が旅行会社に割引商品の販売を依頼。
旅行会社は販売実績に応じて、割引券を助成金として受け取れる仕組みで、6月23日に九州観光推進機構が「九州ふっこう割」として概要を発表。7月1日(金)よりネット系旅行予約サイト11社にて先行販売されると共に、7月以降、各旅行会社の窓口でも順次販売されることになりました。
割引は、政府が九州の観光復興のために交付した約180億円を活用。
割引率は、大人も子どもも同じで、被災地の熊本、大分両県が最大70%。福岡、佐賀、長崎、宮崎、鹿児島の5県は最大50%。上限があり、1人あたり宿泊のみは2万円など。外国人も利用出来ます。
ちなみにJTBグループが運営する販売サイトの「るるぶトラベル」と外国人旅行者向けの「JAPANiCAN」ですが、先日の「JTB情報漏洩」もあり 国が熊本地震の復興支援として資金を助成し、九州地方での宿泊を含む旅行を割安で提供する旅行商品の販売を当面認めない方針です。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160625/k10010571481000.html
なので、7/1〜の「九州ふっこう割」でオンライントラベルエージェントは、じゃらんnet・楽天トラベルのみでの利用になりそうです。
そして旅行会社は現時点で、西鉄旅行(福岡市)、JR九州(同)、エイチ・アイ・エス(東京)など11社。旅行商品には割引後の価格を示し、助成額も明記しております。
例えば、家族4人で熊本県の1人あたり1泊3万円するホテルを申し込んだ場合、最大で8万円の補助が受けられます。
九州ふっこう割は第一期と二期があり、2016年の年末まで利用出来です。
九州ふっこう割は「九州旅行クーポン」とも言えるもので、旅行会社で申し込みをした九州への旅行商品に対して割引が行われます。
でもその旅行の「時期」と旅行先の「県」により、割引率が若干異なります。
第一期となる2016年7~9月中の旅行では、熊本・大分両県が最大で70%、平均では50%の割引となる一方、それ以外の福岡・佐賀・長崎・宮崎・鹿児島の5県では最大50%、平均20%の割引となります。
第二期となる2016年10~12月の旅行では、熊本・大分両県が最大50%、平均25%の割引。福岡・佐賀・長崎・宮崎・鹿児島の5県では、最大40%、平均10%の割引となっています。
また、一人当たりの割引額にも上限が設定されており、「宿泊のみの旅行商品」は申込1件につき2万円までの割引、「交通付き宿泊旅行商品」は、1泊2日の場合は一人2万円まで、2泊3日以上で3万円までの割引となり、更に2県以上訪れる場合は3万5千円まで割引されます。
公共機関は対象なの?
ホテルや旅館で宿泊を伴う事が条件となっており、飛行機や鉄道などのチケット・切符は、場合によっては対象外となっているモノもありますので、お気をつけ下さい。
ちなみに国土交通省は、九州地方の高速道路が乗り放題となる「九州観光周遊ドライブパス」を7月15日から導入。
[blogcard url=”http://www.michitabi.com/roundtour/kyushu1607/”]
そしてJR九州や高速バスなども割引がありますね。
[blogcard url=”http://jrkyushuryoko.jp/kyushu_fukkouwari.html”]
[blogcard url=”http://www.atbus-de.com/news_list/%E7%89%87%E9%81%931500%E5%86%86%EF%BC%81%E3%80%8C%E4%BB%8A%E3%81%93%E3%81%9D%E3%80%81%E9%AB%98%E9%80%9F%E3%83%90%E3%82%B9%E3%81%A7%E8%A1%8C%E3%81%93%E3%81%86%EF%BC%81%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3/”]
コレでほぼほぼ情報が出揃いました。でも情報が多過ぎて、消費者・旅行者は現状把握に必死だと思いますけどね。
ただボクは安売りは嫌ですが、国が推し進めているのでしょうがない。九州以外の観光地やホテルが疲弊しなければ良いのですが…
ではあとは全国からのご利用をお待ちしております!