出来ればアップセルをしやすくなるような選択肢と仕組み作りを
ホテルや旅館の現場で、意外とよく耳にする「アップグレード」という言葉。
例えるとすれば「スタンダードルームからデラックスルームへ変更すること」のようにホテル側が良かれと上位客室へ変更してくれる事と何となく理解している方も多いと思います。
が、実は似た言葉に「アップセル」というものがあります。

この違い、パッと答えられそうですかね?
では今回はこの2つの違いについて改めて調べてみました。
「アップグレード」とは?
ホテルにおけるアップグレードとは、予約している客室やプランよりも、上位のものへ変更することを指します。
例えば「スタンダードルームを予約していたお客様を、デラックスルームへ変更する」といったケースです。空室状況やホテル側の判断によって、サービスとして無償で行われることもあります。
お客様からすると、予定していたよりも広い部屋や眺望の良い部屋に泊まれるため、嬉しいサプライズになることもありますよね。
「アップセル」とは?
一方の「アップセル」は、より価格の高い客室やプラン・追加サービスなどをお客様へ提案し、購入につなげる販売方法のこと。
例えば、スタンダードルームを予約しようとしているお客様に「あと5,000円でデラックスルームへ変更できます」と案内するようなケースです。
つまり、簡単に整理すると、
アップグレード=ホテル側が上位の商品へ変更すること
アップセル=上位の商品を提案して購入してもらうこと
という違いがあります。
実はホテルの売上にも関係する?
この違いを理解しておくことは、宿泊施設の販売戦略を考えるうえでも重要です。
客室の空室状況を見ながらアップセルを行えば、単純に宿泊人数を増やすだけではなく、1予約あたりの売上を高めることにつながります。
例えば「もう少し広い部屋」「眺望の良い部屋」「露天風呂付き客室」など、お客様が追加料金を払ってでも選びたくなる選択肢を用意することも、宿泊施設にとって大切な販売方法の一つです。
さいごに
「アップグレード」と「アップセル」。
どちらも「より上位の商品」に関係する言葉ですが、ホテル側から無償で変更するのか、お客様へ提案して追加購入してもらうのかで意味が変わります。出来れば追加料金をいただいて、よりよい客室やサービスを受けていただけた方が双方にとって喜ばしいことかも?
なので売り上げUPの一因としても、ホテル・旅館のスタッフ同士で会話するときはもちろん、客室販売やプラン造成を担当する方にとっても覚えておいて損はない考え方です。
こうしたホテル業界ならではの言葉を一つずつ知っていくと、宿泊施設の「販売の仕組み」も少し違って見えてくるかもしれませんね。
では出来れば「アップセル」をお客様側から頼まれやすくする方法を現場で模索していきましょう。
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