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【中国】Ctrip(シートリップ)が設立20周年で、Trip.com(トリップドットコム)へ社名変更!

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更なるグローバルな旅行プラットフォームへと進化するか!?

昨年ちょっと色々と問題のあった、中国のTrip.comで動きがありました。


2019年10月29日。
中国のCtrip.com Internationalが、設立20周年を記念したイベントを行ったのですが…



コレはビックリ!?
なんとそのタイミングで、社名をTrip.com Groupへと変更すると発表がありました!

【Trip.comとは?】
スカイスキャナーの親会社・中国最大手オンライン旅行会社のトリップドットコム・グループが運営する、グローバル向け旅行予約サイト。
2017年11月にはアメリカの新興OTA・Trip.com(旧名Gogobot)を買収し、中国国内を除くグローバルの消費者層に向け、新しい旅行予約プラットフォームを立ち上げました。


Trip.comグループは、Ctripとして1999年に設立されてから20年が経ちました。
現在、登録会員数は約4億人と言われております。



Trip.comグループは、中国国内でのサービスに特化していたCtrip。
英国のメタサーチSkyscanner(スカイスキャナー)
中国最大のメタサーチQunar(チューナー)
そしてTrip.comの4ブランドを有し、世界4億人の登録会員を抱えるアジア最大級のオンライン旅行予約サイトに成長しています。

そして現在、インド最大OTAのMakeMyTrip(メイクマイトリップ)にも出資しており、これからまだまだ伸びて行きそうな予感がします。

今後Trip.comが目指す世界とは?

今回10月29日に開催された設立20周年記念イベントで、Trip.com グループのCEO・孫潔(ジェーン・スン)は、以下のコメントを述べました。

「『Ctrip.com International, Ltd.』から『Trip.com Group Ltd.』への社名の変更は、わが社が新しいフェーズに入ったことを象徴しています。

振り返れば20年前、私たちは中国に最初のコールセンターを開設し、私たちの旅をスタートさせました。

2013年には、消費者の80~90%がモバイルに移行している背景を踏まえ、“オールインモバイル”戦略を打ち出し、手の中で旅行の予約ができる世界を実現すべく2度目の旅をスタートさせました。

そして、設立20周年を迎えた今、私たちはお客様が世界のどこにいても、最高の旅行を体験いただけることを目指して、もう一度新しい旅をスタートさせます。」

と話しました。



そしてTrip.com グループの共同設立者兼会長である梁建章(ジェームス・リャン)は…

「新生Trip.comグループは、設立当初からの会社のバリューを受け継ぎ、お客様のために、チームワークと責任をもって、誠実にパートナーと共にビジネスを展開して参ります。私たちの使命は、お客様に最高の旅行を提供することです」と話しました。

 さらに、「私たちのビジョンは、お客様にとって、常に最も信頼のおける、かつ便利で、安心できる旅行サービスを提供するプロバイダーになることです。

今こそ、社名の変更を行い、世界の隅々までお客様に最高の旅行体験を提供するために、中国および国外のビジネス、リソース、専門知識を結集させる時なのです。」

と話しました。

さいごに

今回社名を変更するとともに、コーポレートロゴも刷新。
グローバル展開を加速させていく動きのようです。

Booking Holdings、そしてExpedia Groupに並ぶ日も近いかも!?
世界旅行市場の巨大派閥が徐々に形成されつつあります。

「ぜひ日本国内のOTAも、そんなグローバルなプラットフォームにっ!」って言いたいトコロですが…なかなかそうは行かないかな。

ひょっとしたら今後、日本のOTAやメタサーチがTrip.comに買収されるって事もあり得るかも知れませんね。

この勢いの行く末はいかに!?


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川嶋 雄司

代表取締役(株)旅月
1975年生、福井県高浜町出身。21歳の時 九州〜福井を自転車旅行した際、大分県湯布院町が気に入りそのまま移住。現在は大分県国東市在住。 大分県を中心に 山形・茨城・大阪・佐賀県・熊本県など、全国各地の旅館やホテルのネット集客のコンサル・WEB集客のサポートを展開中。 特にサイトコントローラー(手間いらず.NET・ねっぱん!++・TL-リンカーン)に重きを置き、現在国内外の宿泊予約サイト・自社ブッキングエンジンを使い多角販売をサポート。 以前旅館で勤めていた経験を活かして 宿泊施設様のお悩みや痒い所にお応えし、旅館・ホテルの売り上げUPに繋げております。

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