OTAとの差別化をはかる
ここ最近、口コミサイトのトリップアドバイザーが攻めてますね!
http://www.tripadvisor.jp/
45か国28言語で展開するトリップアドバイザーは、日本人旅行者の海外・国内旅行における利用増をはかるとともに、訪日旅行向けのサービスを拡充。観光庁や地方自治体と連携したプロモーションの拡大もめざす方針です。
今後変更する事
・「温泉アドバイザー」ページを設置
(1万件以上の温泉付きホテルや旅館を口コミでランキング)
・日本ページの宿泊施設のカテゴリを変更
(今までは検索タブを「ホテル」と、旅館を含む「B&B/民宿」としていたが、10月末から「ホテル/旅館」「B&B/民宿」に変更)
・「トリップコネクト」の導入に向けて準備中
(自社サイトで販売する空室状況や最低料金をトリップアドバイザーの比較検索機能で表示)
・「京都オフィシャルトラベルガイド」と連携し、トップページにトリップアッドバイザーのリンクを設置。
2014年に4サイトを買収
- tripbod.com 旅行者をローカルエキスパートと繋ぐサイト
- vacationhomerentals.com バケーションレンタルのサイト
- lafourcette.com ヨーロッパのレストラン予約サイト
- viator.com 世界中のツアーやアクティビティの検索・予約サイト
上記の買収の動きから、今後どのような方向性で行くのかが垣間見れますね。
訪日対応強化、行政と連携も
トリップアドバイザーでは観光庁のビジット・ジャパン(VJ)事業と連携したプロモーションを展開中。同社のデータで訪日に対する意識が高い12ヶ国・地域をターゲットに、それぞれの興味・関心に合わせた特設ウェブサイトを8月から来年2月まで提供する。
今後の展開として、トリップアドバイザーは日本人利用増加を狙っています。そのために「日本人にあったサイトにしていく」方針に。
アジア人はYahoo!のようなポータルサイトの誘導がほしい。
欧米人はGoogleのサイトように自分の意志で自由に検索したい。
検索バーが前面に出ているトリップアドバイザーは欧米人向けに作られたサイトなのかも知れないので、これから日本で展開しようとするならば、Yahoo!のように誘導してあげるようなサイト構築が必要になるかなと思いますね。
まとめ
今後は空き部屋などをレンタルする「バケーションレンタル」について、取り扱いに向け観光庁などと積極的に議論していきたいとしています。
※バケーションレンタルとは?⇒http://www.rentalvacation-hawaii.com/about/06.html
これは…Airbnbのような感じですかね?
今後増えていくであろう、日本国内の空き家・空き部屋の有効活用と言ったトコロでしょうか。
バケーションレンタルは、国家戦略特別区域内で一定の条件を満たせば展開可能ですが、基本的には旅館業法で規制されています。
トリップアドバイザー代表は、「バケーションレンタルは日本ではまだほとんど認知されておらず、注目も低い」と課題を指摘。トリップアッドバイザーとして現状では日本で展開する予定はないといい、旅館業法上の問題解決に向け「政府に重要性をきちんと伝え、注目を得る」ことで規制緩和を働きかけていく考えを示しています。
宿泊予約サイトでも手数料モデルではない無料サイトのトリップアドバイザーが、今後どれだけ収益をあげられるモデルへ成長するかがカギでしょうね。
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