世界でも類を見ない!?日本の超高齢化を今から考えてみる
冗談抜きで 日本はもう15年ほど前から「超高齢化社会」になっている事はご存知でしょうか?
一日単位ではあまり実感が沸かないと思いますが、年単位でリサーチすると 今の日本の人口が確実に減っており、かつ超高齢化に向かっている状況が浮き彫りになります。
※ちなみに高齢者がどれだけ多くなってきているのかは「高齢化率」という割合で知る事が出来ます。
【高齢化率とは?】
総人口に対して65歳以上の高齢者人口が占める割合を高齢化率と言います。
世界保健機構(WHO)や国連の定義によると、高齢化率が7%を超えた社会を「高齢化社会」、14%を超えた社会を「高齢社会」、21%を超えた社会を「超高齢社会」と言います。
ちなみに日本は、1970年に7%を超えて「高齢化社会」になっていました。
それどころか 1994年で14%を超えて「高齢社会」となり、2007年にはついに21%を超え「超高齢社会」に突入しておりました。
つまり「高齢化社会」は50年以上昔の話で、現在の日本は既に「超高齢社会」なのです。
この影響により これから起こりうる人材不足問題を早め目に考えておいた方が良いのでは無いかと思ったりしましらので、Blogに書き綴ります。
注目したいのは、日本の人口ピラミッド
以下に、日本の人口ピラミッド「2000年・2010年・2020年・2030年(予測)」の30年分のデータがあります。
ではこの30年で人口構成がどう変わろうとしているか?早速10年単位で見比べてみましょう。
2000年の人口ピラミッド
これが2000年、今から21年前ですね。
ボクは今45歳だから、この図で言うと当時24歳です。
第二次ベビーブームもあって、ボクら世代は割りと人口が多いですね。
2010年の人口ピラミッド
これが2010年、今から11年前です。
50歳以上のボリュームがふんわり出てきました。
人口の4.4人に1人が65歳以上と言う比率です。
2020年の人口ピラミット
ますます20代以下が心もとなくなって来ました。
2020年と比べても一目瞭然ですよね?
65歳以上の高齢者は27.9%をしめ、人口の約3.6人に1人が65歳以上と言う感じです。
2030年の人口ピラミッド(予測)
こちらだけ予測になる訳ですが、今から9年後。
グラフがググッとかなり上へ盛り上がってます。
なお、一番働き盛りと言われる35〜39歳の人口がかなり少なくなりました。
人口の3.2人に1人が65歳以上、5.2人に1人が75歳以上。
高齢者に対する生産年齢人口の比率は、1対1.9となっています。つまり、2人の青年ないし壮年または中年が1人以上の高齢者を支えていく社会に移っていきます。
人口推移が知りたい方は、コチラのGD Freakホームページを参考に。
「日本の人口と世帯」
https://bit.ly/3i5mZZY
さいごに
このデータを読み解くと、単純に今よりも宿泊施設で働く人が確実に減って行く状況になると言う事です。
仮に宿の売り上げが好調で宿泊予約が増えたとしても、対応する人材が少なくなり「売り控え」せざるを得なくなる事が予想されます。
宿泊に携わる方々が、時代と環境に。そして人材確保や無人化にどう対応して行くか?
ロボットやAI、デジタルテクノロジーをどのように取り入れて行くのか?
「宿泊施設だからこうあるべき」の「べき」を取り除き、柔軟に変化していきましょう。
これからは旅館に自動精算機があっても、館内の掃除をルンバがしてても全く問題ないと思います。
宿泊施設は今に満足せず、時代に応じて否応(いやおう)なしに強制アップデートしていかなきゃいけないんだなって感じました。
【川嶋雄司の独り言/記事一覧はコチラ】
https://kawashimablog.com/?cat=53
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